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伝説級のエロさ!ノーパンで足を組み替えるシャロン・ストーンがセックスシンボルすぎた『氷の微笑 4K 30周年記念レストア版』

【個人的な満足度】

2023年日本公開映画で面白かった順位:73/95
  ストーリー:★★★☆☆
 キャラクター:★★★★★
     映像:★★★☆☆
     音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★★★☆☆

【作品情報】

   原題:Basic Instinct
  製作年:2023年
  製作国:アメリカ
   配給:ファインフィルムズ
 上映時間:128分
 ジャンル:サスペンス、ミステリー、ラブストーリー、エロティック・スリラー
元ネタなど:なし

【あらすじ】

サンフランシスコの刑事ニック(マイケル・ダグラス)は、引退したロックスター殺害事件の捜査に乗り出す。

いくつかの不穏な痕跡から、当時のアリバイが不確かなキャサリン(シャロン・ストーン)という作家を尋問するが、享楽的な彼女に次第に翻弄されていく。

駆け引き、愛、そして新たに起こる不可解な事件の数々―。出口のない迷路にはまったニックが唯一頼れるのは、彼自身の本能だけだった―。

【感想】

セックスから始まり、セックスで終わる。サスペンス映画のはずなのに、そんな官能映画のような本作が、公開30周年を記念して再びスクリーンで上映されることに。

<ベッドシーンしか印象に残らない(笑)>

一応これ、殺人事件を追う刑事の話なんですよね。なのに、気がつけばセックス三昧なんすですよ(笑)恋人ともヤるし、妖美な容疑者ともヤるし。それも非常にアクロバティックかつ、相手を食うかのような暴力的なスタイルで。「ここにはサバンナの肉食動物しかいないのかな?」ってぐらいみんな獰猛なところにちょっと笑っちゃいます。マイケル・ダグラスと言えば、最近ではマーベルの『アントマン』シリーズのハンク・ピム博士役が記憶に新しいですが、本作の公開当時は47歳。アラフィフにも関わらず、年齢を感じさせないハッスル具合にバイタリティの高さを感じました。

<シャロン・ストーンの振り切ったエロさに注目!>

で、この映画で一番押さえておきたいのが、ニック刑事を骨抜きにしたキャサリンです。彼女を演じたシャロン・ストーンのエロさがとにかく振り切りまくってて圧倒されるんです。一番有名なのは、取調室で足を組み替えるシーンじゃないでしょうか。

「安心しないでください、はいてませんよ」

そう、なんとノーパンでヘアが見えちゃってるんですよ。それに加えて、先に書いた激しいセックスシーンからわかるように、性に開放的で、「恥」という概念が一切なく、デフォルトで男を翻弄できる、まさにネイティブ魔性の女なんですね。この体当たりな演技が凄まじいなって。オリジナル版の公開当時、僕はまだ小学生でしたけど、CMだか予告だかでシャロン・ストーンの姿を観て、何か見てはいけないものを目にしているタブーを犯している感覚に陥ったことを今でも覚えています。それ以降、僕の中でハリウッド界のエロと言えば、シャロン・ストーン一択でした(笑)今、こんなエロさ全開のキャラクターやシーンってあまり見ないですよね。あったとしても、なんか綺麗なアート的な感じになっちゃって、汗臭い人間らしい絡みとは程遠い気がします。そういう意味では、この映画のセックスシーンは伊丹十三監督作品に通ずるものがありますね。

<サスペンス部分には目をつむりましょう(笑)>

さて、肝心のサスペンス部分ですが、、これは正直モヤッとしたまま終わります。理由は、犯人がはっきりと明示されないから。この映画では何人か人が死ぬんですが、他殺かつ犯人の素顔が見えないまま被害に遭うのが2人います。その犯人が誰かって話ですよ。普通に考えればキャサリンだとは思うんですけど、彼女って男女問わず人を惑わすから、もしかしたらキャサリンに惚れ込んでいる誰か(これも何人かいます)がやった可能性も捨てきれないんですよね。。。

とはいえこの映画、もう誰が犯人でもいいじゃんって感じはします。魔性の女すぎる容疑者と、そんな彼女にゾッコンの刑事が、本能のごとくお互いを求め合う、その設定だけでいいだろっていうね(笑)これ、邦題は『氷の微笑』ですが、原題は『Basic Instinct』、直訳すれば"基本的な本能"なんですよ。だからサスペンスよりも、エロティックな方に寄せてたのかもしれません(笑)

<そんなわけで>

シャロン・ストーンの足の組み替えシーンだけでもせひ観てほしい映画です。映画史に残るエロティックを知らずして人生を終えてしまうのは、ちょっともったいないですよ!(笑)


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