ちょっとドジっ子なショーン・コネリーがものすごくキュートな『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』
【個人的な満足度】
「午前十時の映画祭14」で面白かった順位:2/3
ストーリー:★★★★★★★★★★
キャラクター:★★★★★★★★★★
映像:★★★★★★★★★★
音楽:★★★★★★★★★★
映画館で観たい:★★★★★★★★★★
【作品情報】
原題:Indiana Jones and the Last Crusade
製作年:1989年
製作国:アメリカ
配給:UIP
上映時間:127分
ジャンル:アドベンチャー、アクション
元ネタなど:映画『インディ・ジョーンズ』シリーズ(1981-2024)
【あらすじ】
※公式サイトより引用。
インディ(ハリソン・フォード)は、大富豪ドノヴァン(ジュリアン・グローヴァー)から、イエス・キリストの聖杯の探索を依頼していた調査隊の隊長で、インディの父親であるヘンリー・ジョーンズ教授(ショーン・コネリー)が行方不明になったと聞かされる。
インディは、父の友人ブロディ(デンホルム・エリオット)と共に、ヘンリーが最後に消息を絶ったヴェネツィアに赴き、父の助手エルザ(アリソン・ドゥーディ)と合流するが。
【感想】
「午前十時の映画祭14」にて。1989年のアメリカ映画。『インディ・ジョーンズ』シリーズ第3作目。第2作目が暗い印象の作品だったことを受けて、第1作目のような考古学全開のエネルギッシュで楽しい冒険活劇に仕上がっています。
<観よ!これが伝説のリヴァー・フェニックスだ!>
相変わらず、次から次へと矢継ぎ早にいろんなことが起こる最高のエンタメ映画なんですが、この作品で一番語りたいのは2人のキャラクターです!まず1人目は、冒頭で若き日のインディを演じた当時まだ10代のリヴァー・フェニックス。あのホアキン・フェニックスのお兄さんですね。麻薬中毒のために23歳という若さでこの世を去ってしまったがゆえに神格化されている部分はありますけど、やっぱりメチャクチャかっこいいですよ。。。華があるってこういうことを言うんだなと。。。こんなタラレバを話しても意味ないんですけれど、もし彼が生きていたら、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、ジョニー・デップ、ユアン・マクレガー、ジュード・ロウ、キアヌ・リーヴスあたりは役が変わっていたかもわかりませんね。そんな彼の姿を再びスクリーンで観れるなんて眼福中の眼福でした。
<ショーン・コネリーがお茶目すぎる!>
2人目は、インディの父ヘンリーを演じたショーン・コネリーです!もともとこのシリーズはスティーヴン・スピルバーグ監督が「『007』のような作品を作りたい」と言ったことがきっかけで作られているため、インディの父を演じるならば、初代ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーしかいないと彼に白羽の矢が立ったそうですね。ハリソン・フォードとショーン・コネリーの年齢差って実際には12歳ほどだそうですけど、見事にいい感じの父子になっていました!
で、このヘンリーなんですが、あのインディの父親と言うのが信じられないぐらいに意外とドジなところがあって(笑)縄で縛られているのをライターの火で焼き切ろうとしたところ、火に触れて「アチッ!」とライターを絨毯の上に落としてしまい、あたりを火の海にしてしまったり。息子が寝た女性と実はすでに寝ていたり(女好きという点では父子の血は争えないってかw)。「あのジェームズ・ボンドがこんなお茶目な役どころを……」っていうギャップが逆によかったですね。本作においてはブロディと並んでコメディ担当なところがあってとても印象に残りました。
<忘れちゃならないヒロイン役のアリソン・ドゥーディ!>
あと、ついでにもう一人話させてください。今回ヒロインであるエルザを務めたアリソン・ドゥ―ディにも注目していただきたいんです。彼女は『007/美しき獲物たち』(1985)にて史上最年少のボンドガールを務めた方です。そのときのジェームズ・ボンドはもうロジャー・ムーアになっていたので、ショーン・コネリーではなかったんですけど。そんな彼女が最近出た映画があの『RRR』(2022)。キャサリン・バクストン総督夫人その人なんですよね。後で知って驚きました。
<そんなわけで>
第1作目のような考古学アドベンチャーでとても楽しめる映画でした!大体30分ごとに何かしらのイベントがあって、本当に飽きさせない工夫をしているなと感心します。スティーヴン・スピルバーグはこういう冒険活劇を作るのがうまい、うますぎる!!
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