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【俳句】冬帽子 時雨 冬の雨

冬帽子ふたつ並んで影ひとつ

冬の帽子をかぶって歩く2人、ぴったり肩を寄せ合って影はひとつになっている。

しぐるるを眺めて妻と黙りおり

降っては止み、降っては止みを繰り返す空。
ぼんやり眺めていると、いつの間にか妻も隣にいた。
2人で何も言わずに窓の外を見つめていた。

カーテンを開けることなく冬の雨

朝から外は雨。
冬の薄暗い空。
カーテンを開けることなく、1日が終わろうとしている。

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