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俳句

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俳句を始めました。 ご指導よろしくお願いします。
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2024年8月の記事一覧

無事ならば無事で気になる厄日かな
碧萃生

今日は二百十日。
立春から数えて210日目とか。
昔からこの日は、台風の多い日とされてきました。
今年はまさにその通りの二百十日となりましたね。
まだまだしぶとく居座っています。
気をつけましょう。
厄日は二百十日の子季語です。

供花映ゆ処暑の国道一号線
碧萃生

「映ゆ」はどうなんでしょうね。「一号線」も何号線でもいいような。
でも、目の前は「一号線」だったのです。

とにかく処暑。
暑さをおさめるのはセルフでお願いします。

戦争の俳句などと一句

戦争の俳句などと一句

戦争の俳句で真っ先に思い浮かぶのは、

戦争が廊下の奥に立つていた 渡辺白泉

この句は教科書にでも載っていたのか、十代の頃から知っていたような気がする。
廊下の奥で、先生が手招きするように、戦争がさりげなく待ち構えている。

遺品あり岩波文庫「阿部一族」 鈴木六林男

別に戦争で亡くなったと言っているわけではないが、背後に「戦死」の文字が見えるような気がする。

また

はこべらや焦土の色の雀ど

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腕時計ひとまづ外す残暑かな
碧萃生

コメダの全部乗せです。
もちろん?妻と分け合いますよ。

【俳句】秋立つ〜碧萃生

【俳句】秋立つ〜碧萃生

秋立つや選手宣誓澱みなし

智弁和歌山の辻旭陽君、本当に落ち着いた選手宣誓だった。

「あれからちょうど100年経った今、僕たちはここに立っています。僕たちには夢があります。この先の100年も、ここ甲子園が聖地であり続けること。そして、僕たち球児のあこがれの地であり続けることです」

そうなのだ。
大人は今、甲子園が聖地であり続けること、この夢をかなえるために、奮闘しているのだ。
球児の憧れの地を

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【俳句】原爆忌〜碧萃生

【俳句】原爆忌〜碧萃生

現世を生きて原爆記念の日

言はれねばわからぬ者に原爆忌

乗り遅れたる日の空や原爆忌
※推敲済
原句 乗り遅れたる日の空を原爆忌

僕は京都生まれだが、戸籍は広島から始まる。
広島に疎開していた父が、その後もしばらく本籍を移していなかったからだ。
疎開先は竹原市で、僕も幼い頃に一度だけ行ったことがある。

昭和20年8月6日の朝、父の姉、つまり僕の伯母は広島市内に用があると、仕度を急いでいた。

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いつの間に川の字となる昼寝覚
碧萃生

めったに昼寝はしないのですが、オリンピック疲れか、ぐっすり寝てしまいました。
オリンピックの話題に隠れていますが、大谷翔平は30本30盗塁達成、高校野球の組み合わせも決まりました。

人毎に返す目礼晩夏光
碧萃生

義母がお世話になっていた施設の部屋の整理に行っていました。
亡くなる直前に送った荷物が届いていました。