#40 「フレームワークは伴走者と感じた 2つの理由」
フレームワークは敵か、味方か。
そのような問いを自身に問いかけた2020年。
とあるプロジェクトを経て感じたこと。
フレームワークは伴走者なのかもしれない。
フレームワークは敵と思っていた駆け出しの頃。
PEST分析、SWOT分析を始め、特定の名前は無いがSNS運用フレーム、顧客ロイヤル化フレーム、PDCAフレーム、などなど。
多くのフレームワークがマーケティング業界に存在する。
特に外資コンサルティング企業はフレームワークで稼ぐ。といっても過言では無いほどフレームワークは武器となる。
そんな中、駆け出しマーケターだった私は、
「みんな同じフレームワークに当てはめたら、同じ解しか導き出されないのでは?フレームワークの枠を超えた戦略案を導きだせないのでは?」
と、思っていました。(恥ずかしい限りです、、、)
そのため、フレームワークは敵だ!と思っていたのです。※勝手にです。
フレームワークは戦略立案の初動に役立つ
マーケティングは課題から始まる。課題無きマーケティングは無い。
例えば、困難な課題が立ちはだかった時。
何から手をつければ良いか困ってしまうことがある。答えはもちろんGoogle検索しても出てこない。どこから始めれば良いのか、、。どうしたら光が見え始めるのか、、。
そんな時、フレームワークは手始めにやることとして役に立つ。
その上、フレームに当てはめる=書き出すことで自分のもやもやが整理される。
これだけでも、フレームワークは決して敵ではないことが伺える。
フレームワークは自身の成長に役立つ
実際にフレームワークに当てはめて戦略構築したとする。
その戦略が世にでた時、思うように担当製品/サービスの売上が伸びない。そんな時は、フレームワークのどこに原因があったか。どんな箇所に自身の見込みが悪かったか。を、見返して思考を巡らせる。
逆に、思った以上に担当製品/サービスの売上が伸びたとする。これは非常に嬉しいことだ。プロジェクトを振り返る時に、フレームワークのどこが勝因だったか。どこの判断が良かったのか。を分析・特定する。
つまり、フレームワークに立ち返って、良かった点・改善点を明らかにする事で自身の成長となる。
フレームワークは味方であり、良き伴走者。
理由①:迷った時の初動となる。
理由②:自身の成長につながる。
「まずはこのペースで走り始めてみましょう!」「次の上り坂からペースを上げてみましょう!」「前半の給水ポイントで1分30秒程遅れが出ています!」のような、人に例えるとフレームワークは「伴走者」なのかもしれない。もしくは、ランニングコーチ・トレーナーかもしれません。
改めて、フレームワークは敵だ!と思っていた過去の自分が、恥ずかしい限りでございます。