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marin
2024年4月10日 15:41
偶然の再会が続いている。 先日人との再会があり、今日は本との再会だ。驚きはこちらの方が大きい。 何となく立ち寄った馴染みの古本屋。 背表紙の群れを眺めていると、覚えのあるタイトルに思わず手が伸びて中をめくる。文字に線が引いてある。さらにページを進めると記憶が蘇ってきた。「これ私の本だ!」 昔この店に売った本だったのである。版数を見ると今から10年くらい前だ。その割には小綺麗な印象だった
2023年12月1日 17:26
ショッピングモールでお昼を摂ろうとお店の席に座った瞬間、スマホが無いことに気づく。普通なら焦るところ、この時はそうではなく安らぎが訪れた。何も困らなかったからだ。 腕時計を着け、財布には現金があり、この日読みたい本は電子書籍ではなく,この日わざわざ持ってきた紙の本だったのだ。 昼食を摂っていると、興味深いお客さんがいた。子連れの親子で食べる前に母親が子供をひたすらスマホで写真を撮っていた。そ
2023年11月27日 16:26
先日電車を待って列に並んでいた。私の前に並んでいた人が不思議だった。 最初は右ポケットから何かを取り出した拍子にガムの包み紙が地面に落ちた。本人はそれに気づかず前を向いたままだった。 次に私が気づいた時には体の右半身の周囲だけ重力や磁力が偏っているかのように、背負っているカバンから右側に中身がゆっくりとした雪崩のように地面に落ちようとしているのを見た。 ガムの包み紙の事しか見る機会がなけれ