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11-2.問題解決のための自分会議

📘#鬱からの自己実現
  Ⅱエクササイズ編
11.問題解決のための自分会議

問題解決のためには自分がどうありたいかを設定する必要があります。

ところが自分がどうありたいかが解らない時があります。自分の中に多様な自分がいて葛藤を起こしてしまうのです。

エリック ·バーンのエゴグラムでは、一人の人の中には五つの自我があるとされています。

🪴5つの自我

1父親
規範 理想 達成 獲得 競争 支配 権威
厳しさ

2母親
保護 癒し 同情 育成 優しさ 他者愛

3 大人
合理性 論理 分析 理性

4 不安な子供

不安 恐怖 被支配 従順 迎合 良い子

5  フリーチャイルド

楽しみ 冒険 共感 ゲーム 実験 創造
自由 自己愛

🌿ハイヤーセルフ

自分の自我状態を俯瞰してみることのできる
総合的な自我であり認知機能です。

2🌿自我のスライド

自分の中の1つ1つの自我を召喚して、
1人1人の「言い分」を丁寧に聴いてあげます。ハイヤーセルフまたは大人の自我で、それぞれの希望をできる限り尊重したゴールやプランを考えます。

🌿固着した自我

父親の自我しかない、とか良い子の自我しかないように思える人もいます。この場合は葛藤が少ないのですが、後になって置き去りにした自我が表出して人が変わったようになってしまうことがあります。
いつもとは違う体験をしてみて、自我の柔軟性を獲得しておくことも大切です。

🌿Win Win の領域

問題解決のゴールは他者との関係性に於いて
winwinの領域を選択します。
自分だけのWin を選択すると他者との関係性が壊れます。自己犠牲的に他者だけのwinを選択すると鬱になったり、人格分裂を起こしたりします。問題解決は相互利益を目指します

🌿自分会議はかなり高度なテクニックですが、モラトリアムな今こそ、時間をかけて
獲得しておきたい技術です。


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