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あなたのまわりに ひかりがきらきら よろこびが踊り 宙が祝福し それをとなりで眺めるわた…
丸いテーブルの端に腰掛けて チクタク チクタク タクチク タクチク わたしは時間のなかに…
みんなわたしのなかへやってきて 住む 好きな場所で 好きなように 運よく会えるときもある…
すべてのすべての先端が そこで笑い 泣き 喜び 暴れ 眠って また戻ってくる 朝に すべてのす…
かなしい妖精がやってきて ああ なんだか かなしい あの背の高い木の生えた森を思い出す サ…
ボタンは瞳になり あたりを見まわす 吹き飛ぶ窓ガラスを見る ワクチンに並ぶ人の行列を見る…
その日は海に行った 海に会いに行った 海はそこにあったけど とても大きいから わたしのちかくの海に話した その海はときどきあくびをしながら 話をようく聴いてくれ 別の浜辺で会った女の子の話をしてくれた ちょうどあなたくらいの子だったよ 遠い 遠い 昔だったよ いや ついこの間だったかな 海には時計もカレンダーも時間割もないんでしょう と聞くと どこかに沈んでるかもしれないけどね と海は言った 砂浜に枝で絵を描いた 暗くなる前におうちに帰んなさい と海が言った
埋め立てられた地面に この間まで咲いていた野花の揺れるのを見る それを一緒に見ていたあなた…
才能売りがあらわれた。 なにか才能がほしいと思っていやしませんか。 わたしは言った。 で…
この人は話が長い。 何を聞いても、話が長い。 いい加減わかりそうなものなのに、毎度わたしは…
