猫の次に好きな動物(4月25日#世界ペンギンの日)
ペンギンと聞いて思い出すのは、子どもの頃に観たNHKのドキュメンタリー番組でした。
皇帝ペンギンの大移動、子育ての様子を追った番組で、動物園や写真の中で見るペンギンの可愛らしい姿とは全く違っていて衝撃だったことをよく覚えています。
例年の3月から4月にかけて皇帝ペンギンは繁殖のため海から離れた内陸へ群れで移動をします。
海から内陸までは50-100㎞ほどの距離となりますので、泳ぎは得意だけど歩くのはよちよちのペンギンにとってはかなりの長旅ですね。
そしてオスとメスでつがいとなって、1つだけの大きな卵を産み落とした後、なんと卵を温めるのはオスの役割。
メスはまた誕生するヒナに与える餌をとるために海へ向かって歩いていきます。
オスは何とメスが戻ってくるまでは絶食状態でひたすら卵を守り、その期間はなんと2か月… 戻ってきたメスとオスは鳴き声でお互いを呼び合い、1万匹の群れの中からお互いを見つけるそうです。
ただし、必ずしも2匹が出会えるわけではありません。
海に餌を取りに行ったまま、途中で危険な目に遭って命を落としてしまうメスもいますし、何も食べずに卵をあたためるオスも死んでしまう場合もあるそうです。
なので皇帝ペンギンの2匹のオスとメス、そして新しい命が誕生することは本当に幸運で奇跡的なことかもしれませんね。
日々の人間界のニュースの中では、親子間で子どもを傷つける親、親を傷つける子ども、パートナー同士で傷つけあうこと …本当に痛ましいニュースがあります。
自然界での一途なペンギンたちの絆をみていると、神々しささえ感じてしまいそうです。
4月25日は世界ペンギンの日。
毎年、この日の前後、アデリーペンギンがアメリカの南極基地に現れたことから、基地の科学者たちが「ペンギンの日」として祝ったことが始まりの国際デーです。
愛らしいだけではないペンギン、私が猫の次に好きな動物かもしれません。
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