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2,500年前から変わらない悩み:2021年12月8日(成道会)
本やオンラインの講座で仏教を学んでいます。
と言ってもお経を読んでいるわけではありません。
もともと自己啓発にも興味があって色々手を出していたら、行きついたのが仏教でした。
お釈迦様が仏教を開かれたのは2,500年前。
仏教の教えを学んでいくと、はるか昔から人間の悩みって変わっていなくて、その解決手段も変わっていないことがよく分かります。
「宗教」というと、日本ではあまり良いイメージはないかもしれません。
でも、海外に出ると日常の中に当たり前に「宗教」があるので、私もいつの間にか「宗教」のイメージがすっかり変わりました。
マレーシアではイスラム教徒の人たちは毎日メッカに向かって祈り、モスクに集まったり、タイに行けばお坊さんが路上で托鉢をしていたり、欧米は週末には教会に行く家も多くあります。
私が日本で仏教に触れていたのは、お盆の時期やお葬式のときだけ。
その教えが具体的にどんなものかなんてもちろん知りませんでしたし、学校の授業で有名なお坊さんの名前を試験用に暗記した程度の知識しかありませんでした。
今ではもっと早く勉強しておけばよかった、と思います。
仏教を学んでいく中で入門編で読みやすかったのが「反応しない練習」という本でした。
レビューを読むと賛否両論がある通り、この本やブッダの教えも自分の心の状態、過去の経験などによって捉え方も変わってくると思います。
「あらゆる悩みは自分の心の反応から生まれる」
と言われたとき、私も最初は「いやいや、他人が悪いときもあるでしょ」って思っていました。
でも、他人のことを「良い悪い」って決めているのって自分なんですね。
仏教はそんな「自分自身」「自分の心」に近づいていくことを教えられています。
「自分を責める」のではなく、まずは「自分の心」をみて気づくこと、そうすれば今まで見えていなかった大切なことに気づけそうです。
日曜日の勉強会で紹介された本の中の手法である「セルフトークマネジメント」にも少し繋がりますね。
12月8日は成道会(じょうどうえ)。お釈迦様が悟りを開かれた日を記念して、この日には法会が行われます。
私は今マレーシアで隔離期間中。
隔離先を政府指定のホテルにしたので、部屋に窓がなくて電気を消すと真っ暗で周りもシーンと静かです。
ちょうどこれからの自分の仕事、生きていく道について考えていたところだったので、自分を見つめなおすいい機会をもらえました。
これも心の反応、捉え方ですね。
本日もお読みくださりありがとうございます。