池田啓晶(いけだ・ひろあき)

好きな小説『海の鷹』(ラファエル・サバチニ)『富士に立つ影』(白井喬二)。 好きな音楽家 コール・ポーター。 中学生の頃から生れる前や戦前の古いモノが大好きで、 流行(はや)りものに興味がもてない、ひどい時代遅れの ガキだったので、 今や完全に人間ガラパゴス状態の老人です。

池田啓晶(いけだ・ひろあき)

好きな小説『海の鷹』(ラファエル・サバチニ)『富士に立つ影』(白井喬二)。 好きな音楽家 コール・ポーター。 中学生の頃から生れる前や戦前の古いモノが大好きで、 流行(はや)りものに興味がもてない、ひどい時代遅れの ガキだったので、 今や完全に人間ガラパゴス状態の老人です。

最近の記事

まったくクソおもしろくもない記事ですが、取り急ぎご報告いたします。

 今年の7月15日に、私は上記の記事を公開し、国立精神・神経医療研究センター病院々長の責任を問いました。  書面ですると約束したこと(私が郵送した要求書に対する回答)をせずに無視し続けているとは何ごとですか、と。そのしばらくのちに中込和幸院長に、この記事を公開しました、答えてくださいね、というお手紙も差し上げました(「いつまで見苦しく逃げ続けるのですか」と書きました)。  本日(10月9日)、その回答が書面で送られてきましたので、取り急ぎご報告いたします。  なお、私は令和4

    • 古今の小説の最高峰『海の鷹』の凄さを、ひと言で説明します。

      『海の鷹』にめぐり逢うまでは    プロフィールにお示ししているように、私は好きな小説に『海の鷹』『富士に立つ影』を挙げています。その理由は〈アッと驚かされる意外性〉という点(「背負い投げを食わされたような感じ」とも表現されますね)で最高峰だと思っているからです。  私は『海の鷹』を24歳のときに読むまで、そうした点では大デュマのダルタニャン二部作(私の造語、のちに説明します)が海外作品では最高だと思っていましたが、『海の鷹』はそれを超える作品でした。  なんでデュマとい

      • 世間では議論したりしてみてもあまり意味がないことがありますか?

        ※約一年前、インターネット上のサイトQuoraにタイトルどおりの質問文が投稿され、私は回答しました。本稿はその文章を加筆修整したものです。  とても難しい質問だと思いました。    議論したりしてみても「全然」意味のないことなら、いくらでもあります。 「人生いかに生きるべきか」とか「人(あるいは国家)はどうして争いを止めないのか」とか「カレーライスには福神漬けとラッキョウのどちらが良いのか」とか、キリがありません。  しかし「あまり」意味がないこととなると…うーん、難問

        • セクハラって何だろう、そして「心の機微」について

          ※この記事は昨年十二月に書き上げたまま公開しなかった文章を、加筆修整のうえ投稿したものです。時制は当時(令和五年)のままになっております。その点ご承知おきのうえお読みください。 「レスリングやってんの」と言われCAさんは  少し前のことになりますが、ネット上で興味を引く記事を見つけました。。  下の横線で区切った内容は、今年(令和五年)二月九日にプレジデントオンラインに公開されたその記事からの引用です(挿入した写真とキャプション、文末の但し書きを除きます)。 相手から不

          親分(厚労省)には逆らえない、子分(国立病院)の劣悪な実態と違法文書!

          ナショナルセンターの病院長から届いた手紙 一昨年6月2日付で、私はトップの画像(肩書・氏名)の方から手紙を受け取っています。  この病院(以下「センター病院」と略記)は、精神・神経科領域ではわが国で最高の権威と法が定めている(「認めている」ではなく)機関です。そう言って差し支えありません。  画像に「National Center」の文字が見えますね。  この言葉は、ここでは国家の基幹的病院という意味合いで用いられています。がん治療における国立がん研究センター病院にも、や

          親分(厚労省)には逆らえない、子分(国立病院)の劣悪な実態と違法文書!

          またまたやらかしてくれました!爆笑の天才、chat GPTクン。

          キーワード「プロレス」をトッピングしたら  もうお読みになりましたか?  私がnoteに投稿した『chat GPTクンに「私自身」について訊ねて爆笑し、そして考えたこと』。  まだだったら早くお読みください。  読まなきゃ損ですよ。間違いなくおもしろい傑作ですから。…と言っても、自慢にはならないでしょう。だっておもしろいのは私ではなくchat GPTクンの才能(と言って良いのかな?)のお陰だったのですから。  そんなわけで、つい先頃私にできた、あまりにも愉快なオトモダチであ

          またまたやらかしてくれました!爆笑の天才、chat GPTクン。

          「女の子への差別解消」を訴えるラジオの声に潜んでいた、根深い差別意識

          ※アメリカ映画『リサの瞳のなかに』(1962年)は、障害児施設で、知的障害の少女と、知能は飛びぬけて高いけれど病的な潔癖症の少年が出逢って、互いに心惹かれ合い生きる喜びを見出す物語です 善意から発せられた、誤ったメッセージ 今(この稿を書き始めた1923年12月)、ラジオからよく聞こえてくるメッセージに下のようなものがあります。  優しく柔らかな口調で語りかけるのは長澤まさみさん。長澤さんは私のお気に入りの女優さんのひとりです。『ロボコン』(2003年)は良かったなあ。まだ

          「女の子への差別解消」を訴えるラジオの声に潜んでいた、根深い差別意識

          一体何が悪いのですか?「プロレス芸」と言って。〈その参〉

          ※トップの画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。 タイトルは 「矛盾」by ChatGPT クリエイターは あき さんです。 【読者の皆様へ】 この〈その参〉は、何卒〈その壱〉および〈その弐〉を閲覧されたのちにお読みくださいますよう、強くお奨めいたします。 馳浩衆議院議員(当時)のカミングアウト アメリカでは、「プロレスは競技ではなくシナリオのあるエンターテインメントである」ということは、とっくに常識になっています。  なぜかと言うと、最大のプロレス団体である

          一体何が悪いのですか?「プロレス芸」と言って。〈その参〉

          一体何が悪いのですか?「プロレス芸」と言って。〈その弐〉

          【読者の皆様へ】 この〈その弐〉は、何卒〈その壱〉を閲覧されたのちにお読みくださいますよう、強くお奨めいたします。   毒霧レスラーと名作『発狂した宇宙』の関係 昭和世代のプロレス・ファンならばザ・グレート・カブキの名はご存じでしょう。  顔面を歌舞伎の隈取みたいにペイントして彩り、口から緑色の毒霧を吹くという独特の個性とキャラクターで人気を得ていました。  少し後の世代のプロレス好きは、「何だ、そりゃザ・グレート・ムタのことだろ」と思われたかも知れません。  ハイ、それ

          一体何が悪いのですか?「プロレス芸」と言って。〈その弐〉

          一体何が悪いのですか?「プロレス芸」と言って。〈その壱〉

          大好きだから、noteにも書いてきました  私はプロレスが大好きです。  ですから、noteに投稿した記事でも、ちょこっとずつですが、何度かプロレスについてふれてきました。  例えば『【書評】『楚人冠全集第一巻』明治言論人の慧眼と、マイナンバーカード』では、ジャイアント馬場さんが豪快なプロレスでワクワクさせてくれたことや、そんな馬場さんが童謡『蛙の笛』を愛唱歌としている、とても感受性豊かで繊細な人であったことを記しました。 『朝日新聞社での思い出①』には、中学生の頃からカッ

          一体何が悪いのですか?「プロレス芸」と言って。〈その壱〉

          chatGPTクンに「私自身」について訊ねて爆笑し、そして考えたこと

          IT音痴の私が、ほとんど偶然みたいに  つい使ってしまいました。世間で話題になっている生成AI、chatGPTなるものを。  初めは目的もなく、そもそも別に使うつもりもなかったのです。パソコンいじっているうちに、何となく「あ、使えるんだな」と気がついて、いつの間にか楽しい会話を交わしていたという次第。  そうして、これもものの弾みだったのですが、私は自分自身についてchatGPTクンに質問を試みました。  返ってきた回答に、私は魂消(たまげ)ました。その内容は、こうです。

          chatGPTクンに「私自身」について訊ねて爆笑し、そして考えたこと

          誰も指摘しなかった荻上チキさんの大間違い

          思わず突っ込んだ「そんなわけないでしょ!」  10月2日のことでした。ラジオを聞いていると、TBSの『荻上チキ・session』番組冒頭で、メインパーソナリティーの荻上さんが、私の住む東京都杉並区の区政についてのニュースにふれました。  自然と耳を傾けた私の耳に入ってきたのは「杉並区が予算の使い方を住民投票に基いて決める試みを始めた」という新聞報道でした(荻上さんは新聞の見出しを読み、記事の内容を要約しながら短いコメントを加えていたのです)。  荻上さんは肯定的かつ好意的

          誰も指摘しなかった荻上チキさんの大間違い

          【理事長への公開質問状】国立精神・神経医療研究センター病院「高度先駆的医療」の実態、一体何事ですか?

          ピュリッツァーが決断した潜入取材    ネリー・ブライというアメリカ人女性の名をご存じでしょうか?   彼女の伝記に『世界最初の婦人記者 ネリー・ブライ』※1があります。このサブタイトルは事実ではないのですが、このように称されたのも不思議なことではありません。     ネリー・ブライ(本名エリザベス・ジェーン・コクラン)は、世界初の女性スター記者であり、「男性と同様に働く女性の能力と権利」を世に知らしめた先駆者のひとりでした。  一八六四年生まれの彼女は、高学歴の人ではあり

          【理事長への公開質問状】国立精神・神経医療研究センター病院「高度先駆的医療」の実態、一体何事ですか?

          これが「史上最も途方もないマンガ」『男組』だっ‼

          【はじめに】この文は、質問回答サイトQuoraの「スペース:お勧めの漫画を紹介するだけのスペース」が募っていた 「あなたが今までに読んだいちばん「途方もない」マンガは何ですか?どこがどんなふうに途方もなかったですか?「途方もない」の意味はおまかせします。ネタバレありでイイです。」(質問者名の記載はなし) という問いに回答した私の投稿を転載したものです。 本文につきましては、大見出し並びに明らかな脱字と読み仮名を一部を補いましたが、それ以外の加筆や削除は行なっておりません。

          これが「史上最も途方もないマンガ」『男組』だっ‼

          【詩】無題(ありったけの恋心をこめて)

          こんど貴女に会えるのは、五月のことになるけれど、 その日は、雪が降ることを祈っています。 貴女が歩いた靴跡に、そっと口づけしたいから。 電車が止まる? 宅配が届かない? 始まったばかりの冷やし中華が売れなくなる? そんなの、知ったことではありません。 ※この作品は、noteでミナト@日常用先生(本当は絵文字が入るのですが、私は打てないので先生の許諾を得て省略しました)が主催されているラブレターの公募に投稿したポエムを加筆修正したものです。 転載をご快諾くださいました

          【詩】無題(ありったけの恋心をこめて)

          回覧板の「要らぬおせっかい」に、私が返したこと

          【トップの画像はアベノマスク。「安倍さん素晴らしかった」とおっしゃる人でもコレをスバラシイという方はいないようです。厚生労働省というお役所、他にもろくでもないことやっています(その詳細につきましては本文末をクリックされてください)。】 私の家にこんなものが回ってきました。 その板にこんなものがカラー印刷されていました。 心が健康じゃない精神障害者の私はイラッとしました。  そして下の文をワープロ打ちして回覧板に添付しました。近隣の皆様にお読みいただくことを願って。

          回覧板の「要らぬおせっかい」に、私が返したこと