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地域(ローカル)から新しい経済と社会価値創造を目指す、イノベーターたちは何を考えているのか。

最近スタートアップやベンチャー界隈で、ソーシャル(社会的)な視点、Social Goodな視点をいわば当たり前のように求められることが増えてきたように感じます。

「その事業はどんな社会課題を解決するの?」
「この事業がスケールすることで、どう社会に貢献できるの?」
「スタートアップにもSDGsの視点が必要だよね。」
「儲かりそうな事業テーマだけど、社会的意義はあるの?」

など。皆さんも感じたことはありませんか?

経済成長だけでなく、「社会課題解決・社会貢献の担い手としてのスタートアップやベンチャー」という役割を社会的にも求められつつあると感じています。

先日、半年前を切ってしまったと投稿したBLAST SETOUCHI
今回大分で開催するBLAST SETOUCHIは、まさに「新しい経済と社会価値創造を目指すイノベーターたちが集まるカンファレンス」というのがテーマなのですが、なんと開催まで3ヶ月前を切っていました。

瀬戸内をテーマとしたスタートアップ&イノベーションカンファレンスとして開催されているBLAST SETOUCHI。2年前に愛媛で立ち上がり、昨年は岡山で開催。
このBLAST SETOUCHI、実はオリンピックのように各開催県で実行委員を組成し、実行委員が企画から運営からスポンサー集め、そして収支まで全ての責任を負うので、毎年主催者が変わる少々珍しいカンファレンスです。

2年前の愛媛では「スタートアップ&オープンイノベーション」がテーマ。昨年の岡山では「スタートアップ&アトツギベンチャー」がテーマでした。
今年、大分で開催することが決まり、大分らしいテーマってなんだろう?と考え、行き着いた答えが「スタートアップ&ソーシャルイノベーション」でした。

愛媛、岡山と毎年の開催県で、それぞれらしいテーマを掲げてきたBLAST SETOUCHI

「ソーシャルイノベーション」と一言で言っても漠然としていてあまりピンとこないかもしれませんが、「ゼブラ企業」や「インパクトスタートアップ」など、社会性も経済性も両立するようなイノベーションが社会的に増えてきていますし、その視点を持って皆が越境することで、また新しい価値やより良い未来が生まれるのでは?と思ったのです。

そして、大分県アクセラレーションプログラム「Oita GROWTH Ventures」(主催:大分県 運営:KIHARA Commons株式会社)を運営している中でも、圧倒的に応募が多いのが「Social GROWTH:地域課題や社会課題の解決とビジネスの両立を目指す成長」で、時代的な流れもあると思いますが、大分らしいイノベーションを考えた時に、「ソーシャルイノベーション」という視点は外せないなと考えました。

多様な事業成長を支援する大分県アクセラレーションプログラム「Oita GROWTH Ventures」

冒頭にお話ししたように、スタートアップやビジネス的なスケール思考(拡大思考)がある人が、その事業の社会的意義を意識し始め、事業を拡大していくことがビジネス的な拡大につながるだけでなく、結果的に社会価値を拡大していくことに目を向けていくイノベーター(起業家ではなく、あえてイノベーターと呼びますが)も増えています。
例えば、元々はユニコーンを目指すような急成長型のスタートアップの起業家の中にも、インパクト・スタートアップの在り方を知って、そちらに方向性を変えていく、というようなことも起きていますし、事業を拡大していく中で、例えばこういう雇用を促進できるよねとか、こういう社会的な価値を生み出すことができるよねとか、世界的な社会課題も私たちのこのビジネスが拡大していくと同時に解決していくことができるよねということで、ビジネスの成長の中に社会課題解決ができる種やストーリーみたいなものを見つけて、それをビジネスの中に取り込んでいく形です。

一方で別視点から、社会的弱者の方に対する支援をしたいとか、人口減少で衰退していく地域を盛り上げたいとか、地域課題や社会課題が先にあってそれを持続可能な形にするために、できればビジネスという手法でこの活動を広げられたらいいなと考えて、ソーシャル視点の強いビジネスや事業を生みだそうとしているイノベーターたちも増えてきています。NPOや社団法人、財団法人みたいな形で行われてきた事業が、より事業性を高めて、株式会社として事業成長を目指すイノベーターや起業家も増えてきているように思います。

ただ、正直難しいのも事実。
いわゆる急成長型のTHE資本主義重視のスタートアップからインパクトスタートアップやSocial Goodなスタートアップへの鞍替え、もしくは利益主義・数字主義のベンチャーが社会性という定量化だけでは計り得ない価値を扱うというのも容易なことではないと思いますし、
社会性の高い事業をしているイノベーターたちが、マネタイズやビジネスモデル構築で悩んでしまい、なかなか収益化できないまま疲弊してしまう場合があるというのも事実です。

難しく複雑で多面的な課題であればあるほど、一人だけ、一社だけ、一地域の力では解決できない。

例えば、放置竹林、教育や不登校の問題、空き家や高齢化の課題、産業の衰退の問題、事業承継問題など、自分の住んでいる地域の課題を解決したい、地域資源を活用した事業をしていきたい、環境問題をなんとか解決したいなど、社会課題を解決したいと考え、日々活動されている方、上手くいっている方も、悶々と悩んでいる方も、BLAST SETOUCHIに来ていただければ新たな気づき、出会いがきっとあると思います。

BLAST SETOUCHI in 大分では、新しい経済と社会価値創造を目指すイノベーターたちに焦点をあて、ビジネス側から来た人も、ソーシャル側から来た人も、社会を未来を良くしたいと考えるさまざまなイノベーター(挑戦する人たち)たちのために、様々な視点のセッションを予定しています。

スタートアップやアトツギベンチャーの起業家たちはもちろんのこと、社会性と経済性を両立する起業家、起業を考えている人、社会起業家などのイノベーターたち、そしてそれを支援する支援機関や金融機関、投資家やVC、ファンド、支援機関、行政、学生などの方々が一同に集まり、瀬戸内というエリアの中で実際に他地域にも汎用できるような事例に取り組んでいる実践者たちに出会える、学びと繋がりの機会です。

BLAST SETOUCHI タイムスケジュール

■前夜祭イベント
日時:11月29日(金)16:30~18:00
場所:大分県立美術館(OPAM) 〒870-0036 大分県大分市寿町2−1

16:30~17:00 トークセッション
17:00~17:30 ダリ展アートツアー
17:30~18:00 交流会(※飲食なし)


■前夜祭(懇親会※登壇者や関係者限定)
日時:11月29日(金)18:00~20:00
場所:大分県立美術館(OPAM)2階のカフェ・シャリテ
〒870-0036 大分県大分市寿町2−1


■本祭(カンファレンス)
日時:11月30日(土)12:00~18:00
場所:別府市公会堂(別府市中央公民館・別府市市民会館)

12:00〜12:10 10min オープニングメッセージ
12:15〜13:05 50min Session1 次の世代に繋ぎたい地域と未来の在り方-瀬戸内の可能性を深耕する-
13:05〜13:20 15min 休憩
13:20〜14:20 60min ピッチ
14:20〜14:35 15min 休憩
14:35〜15:25 50min Session2 社会課題の解決と経済成長を両立するイノベーターを育てるには?
15:25〜15:40 15min 休憩
15:40〜16:30 50min Session3 「地域のために」とは何なのか。地域貢献の本質を探る
16:30〜16:45 15min 休憩
16:45〜17:35 50min Session4 瀬戸内のイノベーターたちが語る選択の分岐
17:35〜17:55 20min クロージングセッション
アフターパーティー会場へ移動

■アフターパーティー
日時:11月30日(土)18:45~20:45
場所:別府 豊泉荘 〒874-0902 大分県別府市青山町5−73

瀬戸内から新しい経済と社会価値創造を目指す、イノベーターたちは何を考えているのか。

その答えは、11月29日・30日の2日間に大分で、みなさんと一緒に、その答えや新しい気づきを見つけていきたいと考えています!


BLAST SETOUCHI 2024 in Oita 公式サイト

チケットはこちらから


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