【読書】神仏大集合の巻~『百人組頭仁義 三河雑兵心得(拾壱)』(井原忠政)~
「三河雑兵心得」シリーズも、11巻となりました。
↑kindle版
侍大将になりそこなった茂兵衛、またまた問題児の教育を押し付けられます。
はたから見ると、「茂兵衛なら任せられる、育てられる」と思うからこそなのですが、茂兵衛にしてみれば迷惑な話ですよね。加えて迷惑なのが、家康の茂兵衛の使い方。
とはいえ、必要なアドバイスは重臣たちが、ちゃんとくれているのも事実。
正信も茂兵衛に、事実上の侍大将として、平八郎の子分から一本立ちしろと言います。
しかしこの巻、上記の平八郎が菩薩に見えた箇所に始まり、様々な神仏が出てきます。乙部が茂兵衛と辰蔵にとっての薬師如来に見えたかと思いきや、その乙部は茂兵衛に、こんな感想を抱きます。
まぁ神仏のご加護がなければ、とてもこの11巻まで生き延びられないような修羅場の連続でしたし。
これ、時々分からなくなるので、備忘録代わりに書いておきます。
これも、最近知って納得がいきました。平八郎の鹿角の脇立をはじめ、兜の飾りが非常に重そうで、被っているだけで首がおかしくならないのかが、長年の謎だったので。
見出し画像は、大阪城の図柄のマンホール蓋です。
↑文庫版
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