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【読書】使い勝手がわるくなって、どうする~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.465 2023.10.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第68弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号の特集は、「守りたい、『介護の社会化』」です。

もともと介護保険は「走りながら考える」前提でつくられ、介護保険法及び制度はこれまでに6回、介護報酬は7回改定されてきたが、そのたびに使い勝手がわるくなってきた

p.10

これ、最初は読み間違いかと思いました。使い勝手が良くなるのが当然で、「わるくなって」どうするんでしょう。記事を読んで、本当に悪くなっているなと思いましたが。


介護保険は当初、脳血管障害で身体が不自由になった人の身体介護を想定してつくられましたが、現在、圧倒的に多いのは認知症の方。常時見守りが必要なひとり歩き(徘徊)をしてしまうのは軽度とされる要介護1・2の時期ですが、そこに配慮したサービスがないことが問題になっています

p.12

認知症の初期・早期の人の場合は手も足も動くので、要介護1~5までの段階のうち、1・2(軽度)の認定結果になることが多いのですが、実際は介護の負担が軽い”軽度者”ではないのです(中略)。つまり介護の困難さから言えば、1・2の人こそ、ものすごく手がかかる。

p.15

制度の改定に携わる人たちには、周囲に要介護1・2の認知症の人はいないんでしょうかね。いれば分かることだと思いますが。


特集以外では、福田亨さんの「立体木象嵌」の作品が印象的でした。「象嵌の技法を使った木彫」(p.22)なのですが、それぞれの昆虫らしさが自然な気の色で表現されており、超絶技巧という言葉が当てはまります。


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。


見出し画像は、今号が入っていた封筒のシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった平川さん、いつもありがとうございます!



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margrete@高校世界史教員
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