このマガジンでは、日本語教師養成講座ではたらく私がどのようなことを考えて授業をしているのかについて書いています。日本語教育に関わる現場の声や理論の解説は巷に溢れていますが、ここで…
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#外国にルーツを持つ子ども
外国人児童生徒の課題は市井の人にどう見えているのか?
先日、あるメディアで外国人高校生の中退に関する記事が出されていました。その記事へ、日本語教育に関して知識や経験がない、あるいは、自分の半径1mの経験を持たない人が多数のコメントを寄せていました。確かに、関係者から見ればいやいや〜!と思うようなこともありますが、日本語教師養成講座で講師をする人にとって、受講生の初期の認識を知る上では非常に手がかりになると思います。●フコメなどSNSで見られたコメント
もっとみるI’m on your side, but not yourself
今年度も日本語教師養成講座に関わっています。
最近とても気になることとして、特に学校で支援をしている人たちが情報発信が進んでいる一方で、それがちょっと偏っているのではないかと危惧しています。
どんな発信が行われている?
SNSでこういうの見かけませんか?
学校はあれができていない、これができていない、こういう支援が足りてない、生徒が酷い目に遭っている。だから、私達が必要だ。なのに、学校はその