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家族とわたしと産後うつ

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それなりに育児も家事もこなせていて、仕事もしている。だけど本当は毎日娘の鳴き声に怯え、息を詰まらせながら過ごしていたあの日々。意外と身近に、しかも普通のお母さんに見えるあの人が、…
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2020年7月の記事一覧

産後うつ記録:親でもあり子でもあるわたし②

前回の記事はわたしの幼少期から転校生として過ごす小学校時代までについて書きました。
そのなかで書いた通り、成長とともにわたしはどんどんアイデンティティというものを見失っていました。ただ実際のところわたし自身、自分が自分を失っていることに気づいていなかったのです。

今回の記事は、「親の言葉がけで子どもは自分を認識してしまう」という話をします。

ネガティブなセルフイメージになった理由は親の言葉がけ

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産後うつ記録:親であり子でもあるわたし①

産後うつ記録:親であり子でもあるわたし①

先の記事で、「両親の子」である自分というワードが出たので、今回はそれについて書いてみます。
里帰り中の話ではないので、少し横道にずれてしまいますが、いずれまた里帰りの話も書きます。

これはわたしにとっては産後うつを語る上で、どうしても避けて通れないポイントの一つでもあります。

というのは、産後うつの一因として、両親との関係があると思うからです。
より正しく表現するなら、両親との関係によって築か

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産後うつ記録:里帰り出産の前には親としっかりコミュニケーションをしなくてはいけないというはなし

産後うつ記録:里帰り出産の前には親としっかりコミュニケーションをしなくてはいけないというはなし

*これは娘を産んでから、2年半も産後うつに悩んだわたしの記録です。
前回の記事はこちらです。

前の記事で、里帰り出産して娘が新生児の時、実家が改装工事で大わらわだったことを書きました。
しかし、もう一つわたしの誤算があったのです。

それは、想定していたよりも母のサポートを得ることができなかったと言うこと。

先に書いておきますが、この里帰りはわたしから打診しました。
実家が遠方のため、里帰りし

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