ナッツの中でも僕のお気に入りは、、、
今回紹介するのは
マカデミアナッツです。
答えを言ってしまいましたね笑
マカデミアナッツのすごさを語る上で、ポイントとなるのは
・糖質量
・脂肪酸組成
・フィチン酸(phytic acid)
です。
まず糖質量について。マカデミアナッツは100グラム当たりの糖質の量はナッツの中で最も少ない!(100グラム当たり約4〜5グラム)。
なぜナッツを摂取するときに糖質を気にしなければならないのか。ナッツは脂質が豊富です。しかし脂質と同時に糖質も取り込んでしまうと、その糖質によってインスリンの分泌量が増えてしまい、摂取した脂肪は体脂肪への合成が優位になってしまうからです。簡単にいうと、脂肪と糖質を組み合わせてしまうと体脂肪が蓄積されやすい、だからそれは避けたい、というわけです。ですので脂質が豊富なナッツを食べるときは糖質が少ないものを選ぶ必要があるのです。※体重や体脂肪率を落としたい人は特に気をつけるべき。
次はマカデミアナッツの脂肪酸の組成について。
マカデミアナッツの脂質は一価不飽和脂肪酸が約80%を占めています。オリーブオイルやアボカドにも多く含まれるオレイン酸がこの一価不飽和脂肪酸に分類されます。
取りすぎると炎症性を誘発するオメガ6系脂肪酸はたったの2%!WOW,,,
そしてマカデミアナッツはパルミトレイン酸(一価不飽和脂肪酸の一つでありオメガ7脂肪酸)を含んでいます。これは稀にしか見ない希少な脂肪酸です。パルミトレイン酸は次のような健康効果を期待できます。
インスリン感受性改善、LDLを低下させる、抗炎症作用、インスリン感受性改善に伴う体脂肪の減少、オメガ3系脂肪酸の利用効率向上、等々。
んーー素晴らしっっっ!!
最後にフィチン酸について。
フィチン酸は穀物の外皮やナッツの外皮などに多く含まれる、植物が害虫から身を守ろうとするいわゆる反栄養素です。反栄養素とされていますが、人間にとって抗酸化作用、ガン予防として働くこともあります。しかし摂取しすぎてしまうと(豆類、種子類ばかり食べるなど)、炎症の引き金になったり、キレート作用によりミネラル(特に亜鉛や鉄、マグネシウム等)の吸収が妨げられてしまうリスクも考えられる。このことからフィチン酸が過剰な食生活は避けたいのです。※ちなみに必要な栄養を満たすような食生活においてのフィチン酸の悪影響は明確にはなっていない。
マカデミアナッツはこのフィチン酸が他のナッツに比べとても少ない。なのでフィチン酸の過剰化によるネガティブな側面を気にせずこのナッツを楽しむことができるのです!
というわけで僕のお気に入りのナッツの紹介と簡単な解説でした!