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アップルパイに救われた日

先日から、家族がコロナになって隔離生活を余儀なくされている。その影響でテレビを丸3日観ていない。意外と観なくても生きていけるんだな〜と思う反面、なんとなくテレビを見ていた時間が多かったせいか、何をしていいかわからずにぼーっと半日が過ぎてしまった。

本を読んだりアニメを観たりやりたいことをやればいいのに、なんだか自分が嫌になってきて涙が出てくる。私はこのまま一生社会に戻れないのかな。なんだか生きるのしんどいな。どうやったら生きやすくなるのかな。そんなことをぐるぐる考えてぬいぐるみを抱っこして横たわっていたら、母が「ケーキ買いに行こうよ!」と声をかけてくれた。家から徒歩10分ほどにある地元のケーキ屋さんで、私はそこのお店の焼き菓子が大好きだった。
暑いし面倒くさいなぁと思いつつも、従姉妹の誕生日と敬老の日のお祝いのため、ついていくことにした。

お店に入ると、沢山のケーキや焼き菓子でいっぱい。いるだけで幸せな空間だ。さっきまでウジウジ悩んでいたのが嘘みたいに、私は「アップルパイにする!」と決めていた。

夕飯を食べたあと、トースターで温めたアップルパイを食べた。生地はさっくさく、りんごの酸味が程よくて美味しかった。そのあと、今期No. 1推しのドラマであるVIVANTの最終回を観た。最後まで怒涛の展開で最高のドラマだった。

その場限りかもしれないけれど、甘いものは沈んだ心を救ってくれる。アップルパイごときで社会復帰できたら私はこんなに悩んでないだろう。
でも、こういう1日を過ごせることは当たり前じゃない。また気持ちが沈んだら、美味しいものでも食べよう。

だいすきなアップルパイ

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