1.わたしが思う施術の根っこ
その1:”気づき”と”治ると信じる力”
私が考える施術の根っこは、”気づき”と”治ると信じる力”。
なぜなら私たちは「真ん中への戻り方を知っている」からです。
ここで大切なのは「治す」のは私ではなく、あなた自身だよってこと。
これは私が冷たくてドライな人だからとかそんな話ではなく、今のありのままの状態を見つめ、根本の要因に気づき向き合ことが「最大の治癒力になる」ことを実体験として知っているからです。(実体験については別記事にて綴ります。)
<治る>と選択した時に内側からわいてくる、あなた自身のパワーはすごいんだよってことを忘れないでください。
そこに気づくことができると、不調をやわらげるためにできることを考え、実践するようになる。
この考え方が身についてくると、どんどん心も体も軽やかになっていきます。
その2.その場しのぎはさよなら
あなたを苦しめている不調や痛みは、日々のストレスや食生活などから生まれたズレや歪みの蓄積。そして体内を通るエネルギーライン(タイだとSEN、東洋医学だと経絡)の詰まりが原因だったりします。
局所的になんとかしようとするのではなく、その不調や痛みがどこからきているのか、体や心のバランスが崩れていないか、食生活はどうななのか、あらゆる角度から見つめてあげることも大切です。
一気に変えようとすると三日坊主になるので(これは私も)、できることから小さくはじめられるかを一緒に考えましょう。
その3.透明な集中
施術の根っこになったバイブルみたいな本「治る力 病の波を乗りこなす」の中に出てくる「透明な集中」という言葉が大きく影響を与えています。
どういうことかと申しますと、病に向き合う人の集中を高めることが1番の声援になるってお話。その集中を高めるための観察と気づきの場・時間をお届けするのが私にできることだと思っています。
私があなたを治すためにという思考が入ってしまうと、相手の体が警戒しはじめることがあります。本当に不思議な話だし、施術をしていても感じることなんだけど、治そうと思って行う施術は失敗することが多いなと感じています。
例えるなら、母親の肩こりがあんまりにもひどそうだから肩たたきやマッサージをしてあげる。
「はぁ〜、ちょっとは楽になったわ。」と母は大喜びで、一時的には楽になる。
だけど、肩こりの根本となる部分までの治癒はできていない状態だから、しばらく経つとまた元通りになっちゃって辛そうにしているっていうイメージです。
では、どうしたら肩こりが治るのか?
肩こりの要因になっている原因はなんだろうと、本人が気づくこと。
もしかしたら、重いものを持ちすぎているからかもしれなし、デスクワークが多くて知らず知らずに肩に力が入りすぎているからかもしれない。はたまた、枕が合わなくて負荷がかかっているからかもしれないし、体全体の血流不足からきているのかもしれない。
肩こりといっても、原因はさまざまだし生活スタイルや生活も違うよねって話です。
その要因を見つめてあげたとき、はじめて改善策が浮かんでくる。
あ、私仕事に集中している時って肩にすごい力が入ってる。なんか呼吸も浅い気がする。
そうするとちょっとずつでも、仕事中に肩の力を抜く意識が持てて、たまに首や手を回してストレッチしてみたり、呼吸を深くしようとか色々出てくるわけですね。
だから、気づきって治るための大切なエッセンスなのです。
この気づきが生まれた人に対して、私やサロンができることを突きつめた結果が透明な集中。
がんばれ〜とかそういうんじゃなくって、アーチェリーの精神集中を促す音のない声援みたいな感じ。
セラピーをはじめ、食や星読みなどいろんな角度からその人の気づきになるような、フックをたくさん用意しておく。それも押し付けがましくならないように。
その人がしかるべきタイミングでキャッチできるよう、日々修行している感じです。
観察と気づきが生まれるような時間・空間であり続けられる、サロンでありたいと思っています。
真ん中 高橋 拝。
ー
清澄の地にて、韓方熟成よもぎ蒸しとタイ式セラピーを通じて、小躍りしたくなるくらい軽やかになれるような場を営んでおります。
たまに、ごはんも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?