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雲路をゆく

なぜ命日というのだろうか
焼かれる物語は
今生きている者の為にある
受け取る側の問題なのか
世界は 身をもって示すのか喉仏よ
白装束の雲に包まれた父が
骨から灰へと変わり空となる
生きとし生けるもの全てが仏
そのこころをよるべなき
僕に教えてくれたのだ

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