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レースクィーンの中井翼は板垣陽子の仲介で武田と知り合い、支援前提で逢う関係だった。彼女は初めからパパ活が目的で、武田は彼女の豊かな胸に惹かれて逢っていた。 中井自身はレースクィーンをしながら、撮影のモデルやイベントコンパニオンをしていたが、生活がなかなか安定しないため、板垣陽子に頼んで武田を紹介してもらっていた。 5 東名高速を降りてしばらくすると同じ通りなのに、名前が青山通りに変わる。順調に流れていた交通も信号が増え、車の量が増え、ゴーストップが増える。その動きの違
レースクィーンの中井翼は板垣陽子の仲介で武田と知り合い、支援前提で逢う関係だった。彼女は初めからパパ活が目的で、武田は彼女の豊かな胸に惹かれて逢っていた。 中井自身はレースクィーンをしながら、撮影のモデルやイベントコンパニオンをしていたが、生活がなかなか安定しないため、板垣陽子に頼んで武田を紹介してもらっていた。 4 ラブホテルのバスルームで互いを洗い、気持ちが高まったところで、中井が武田の手を取り、ベッドへと引っ張って行った。 ベッドに到着した瞬間、中井はベッドに
レースクィーンの中井翼は板垣陽子の仲介で武田と知り合い、支援前提で逢う関係だった。彼女は初めからパパ活が目的で、武田は彼女の豊かな胸に惹かれて逢っていた。 中井自身はレースクィーンをしながら、撮影のモデルやイベントコンパニオンをしていたが、生活がなかなか安定しないため、板垣陽子に頼んで武田を紹介してもらっていた。 3 武田は中井の話がどこに向かうのか分からなくなってきた。取り敢えずは高速に乗って、都心を目指すけど、途中で中井がしたくなったら、多分ホテルの部屋に直行して
レースクィーンの中井翼は板垣陽子の仲介で武田と知り合い、支援前提で逢う関係だった。彼女は初めからパパ活が目的で、武田は彼女の豊かな胸に惹かれて逢っていた。 中井自身はレースクィーンをしながら、撮影のモデルやイベントコンパニオンをしていたが、生活がなかなか安定しないため、板垣陽子に頼んで武田を紹介してもらっていた。 2 中井はレースコースとスポーツ・イベント、そして、ベッドの中の武田しか知らなかった。しかし、ちょっとだけ彼の秘密を握っていると感じたのは、レース用のポルシ
プロローグ レースクィーンの中井翼と武田はレースコースで知り合ったが、彼女は初めからパパ活目的だった。レースクィーンをしながら、撮影のモデルやイベントコンパニオンをしていたが、生活が安定しないため、板垣陽子に頼んで武田を紹介してもらったのだ。 武田は当時シータマ(志村珠江)とオンオフしていたので、中井とはベタベタ付き合うつもりはなく、レースのない時だけ限定で援助することにしていた。レースがあればチームから日給は出る。イベントがあれば、イベント会社から日給は出る。ちょっと
Yカフェのアフタヌーンティーは豊富な種類のお茶(西洋紅茶と中国緑茶)が売りだった。欧米では紅茶とは言わずblack tea(黒茶)といい、中国のお茶は緑茶だ。 のぞみは3~4種類ほど楽しんだ後、最初のファーストフラッシュに戻った。今日は紅茶に徹していた。ティースタンドの菓子類はほぼ食べ終わり、温かい陽光にうっとり(うつら)していた。 武田は台湾龍井を頼み、何とも言えない甘味に舌鼓を打っていた。 「のぞみさんは今日、どうしてブラを着けずにそのワンピースを着たの?」 「
アフタヌーンティー(横浜編)-4 Yカフェのティースタンドは上下がそれぞれ一人分になっていて、サーバーがスタンドから取り出してくれた。 よくあるタイプの同じ段に2人分が混ざって載っているわけではないのを珍しいと武田は感じたが、特段指摘する必要はなく、のぞみから話が出たら、自分はこういうのは初めて見たと話すつもりだった。 のぞみはキャラメル味のセカンドフラッシュ、武田は鉄観音茶を頼み、一つずつ感想を言い合いながら、ティースタンドの菓子類を楽しんだ。 「哲也さんって
Yカフェの今期のフィーチャーはイチゴだった。 イチゴというとクリスマスシーズンのケーキに載っている物をイメージする人が多いですが、ハウス栽培が普及して、イチゴがいつでもとれるようになった結果だと言える。 ティースタンドの食べ物もイチゴをアレンジしたり、料理に取り込んでいたりして、色合いも素敵だった。 「私は紅茶にするわ。 哲也さんは中国茶を試したら?」 「そうだね」 のぞみはファーストフラッシュ、武田は龍井茶を頼み、少し待った。 待つ間、武田はのぞみの髪
翌週の土曜日、武田とのぞみは横浜で待合せた。 のぞみは前の晩にセットしてもらったヘアを武田に見せたくて、サロンから自宅に戻り、朝自宅から出てきたのだ。もちろん、先月買ってもらったノースリーブのワンピースを着て、足下は夏に向けて準備していたキラキラしたストラップのサンダルを履いて。 「お待たせ~!」 のぞみはわざわざ武田の死角から近づいて、声をかけた。 武田はびっくりして、拳闘の構えをしようとしたが、のぞみの姿を見て、一瞬にして顔から緊張感が消え、デレデレした顔に
武田は好きな塩野七生の本を読んでいた。 のぞみは勉強していたが、顔をあげて週末のデートプランを提案し始めた。 「ねえ、次の土曜日、横浜でアフタヌーンティーはどうかな?」 「お、いいね、お目当ては?」 「横浜のYカフェでイチゴのアフタヌーンティーがあるの」 「お、久しぶりだね、横浜方面」 「でしょ?!予約していい?」 「もちろん」 「ありがとう!すごい楽しみ♥」 「僕もだよ」 「そこはイチゴのウェルカムドリンクとティーが25種類あるの」 「それは中々のラインアップだね」
アフタヌーンティーをすることになった浅間唯は明るく、快活という感じの女性だった。冷静に見ると計算して明るく振舞う「あざとい」系と思われたが、車に詳しいことが楽しい時間を期待させた。 浅間くらいのスタイルの女性がたくさんいることを知っている武田にしてみたら、浅間が上から目線で話すのが気になった。 断られる前提で、浅間にSMプレイを提案してみたが空振りに終わった…。 浅間「武田さん、私では不足ですか? 何か足りませんか? 失礼がありましたか?」 武田「いいえ、全然
アフタヌーンティーをすることになった浅間唯は明るく、快活という感じの女性だった。冷静に見ると計算して明るく振舞う「あざとい」系と思われたが、車に詳しいことが楽しい時間を期待させた。 浅間はデートのセッティングに動いた。ミユミユのハンドバッグから携帯電話を取り出し、カレンダーのアプリを開いて、人差指で画面をスクロールさせた。 浅間「来月5日の土曜日はいかがですか? レースのない日です。 一応、普通にお湯に浸かって大丈夫な日でもあります」 <ほお、そうやって生理じゃ
ラデュレ(05) アフタヌーンティーをすることになった浅間唯は明るく、快活という感じの女性だった。冷静に見ると計算して明るく振舞う「あざとい」系と思われたが、車に詳しいことが楽しい時間を期待させた。 浅間は武田が自分の所属チームのプロドライバーを負かした「素人」だと知って、複雑な心境に至っていた。 武田「学生時代から走っていますので、もう30年くらいは走り込んでいますね」 武田は何となく浅間の興味の方向を察し、「走っている」ではなく、「走り込んでいる」とわざと「素
アフタヌーンティーをすることになった浅間唯は明るく、快活という感じの女性だった。冷静に見ると計算して明るく振舞う「あざとい」系と思われたが、車に詳しいことが楽しい時間を期待させた。 しかし、浅間の狙いは車に乗せてもらうこと、あわよくば運転させてもらうことなのか、はたまた「大人の関係」で支援を受けることなのか? 浅間「武田さんのポルシェって特別色なんですか?」 武田「特別色というのは、色を特注したのか、ということですか?」 浅間「はい、ポルシェは3,000色くらいある