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酔ってるス

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このマガジンは、とみさわ昭仁が2014年12月22日から2015年11月30日にかけてウェブサイト「it-tells」に連載した酒エッセイ「酔ってるス」を再掲したものです。本日(…
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2020年5月の記事一覧

26 名店酒風景シリーズ その1「たぬきや」

仕事帰りにふらりと立ち寄れる酒場の気安さもいいが、あらかじめ日程を調整しておいて、その日…

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27 しめサバを克服した日

うちの両親は福島から上京してきて東京に住み着いた。そのためか、ぼくが子供の頃は家での食事…

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28 春の終わりにハナミズ酒

鼻水酒ではない。花見ず酒という意味だ。いまから書くのは、春が終わって夏がやって来る寸前の…

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29 原稿用紙の横に酒を

ぼくは1985年の12月にフリーライターになった。それ以前は、製図会社に所属してバイクの分解組…

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30 名店酒風景シリーズ その2「かどや」

取材で京都へ行ってきた。新幹線による道中のお供は毎度おなじみ「深川めし」と缶酎ハイ。平日…

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31 ほろ酔いのメロディー

酒場には様々な音楽が流れている。 民芸調の居酒屋ではにぎやかな民謡が故郷を思い出させ、若…

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32 串かつ屋のブラックホール

関東で串かつといえば、それは豚肉とネギを交互に串に刺してパン粉をまぶして揚げたもののことをいう。一方、関西(というより大阪)では、豚肉、ジャガイモ、ししとう、鱧、うずらの玉子などといった具材を、それぞれ単体で串に刺して揚げたものになる。似てるけど微妙に違うのだ。 関東と大阪の串かつは長いこと別物として棲み分けがなされてきたが、いつからか大阪スタイルの串かつ屋が関東にも進出してくるようになった。関東人のぼくでさえも、串かつは大阪風の方がいろんな味が楽しめてうれしいと感じるので

33 食べないつまみ

つまみを食わない酔っぱらいがいる。酒友1号、キンちゃんである。 ぼくはかなりの頻度でこの…

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34 林の奥の焼酎仙人

やきものに夢中になった時期がある。やきもの、といっても焼き鳥とかもつ焼きのことではなく、…

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