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阪神・淡路大震災から30年に寄せて

1995年1月17日、早朝の静けさを切り裂く激しい揺れが、多くの命と日常を奪いました。6,000人以上の方々が亡くなり、街は瓦礫と化し、たくさんの人々が大切なものを失いました。あれから30年。僕はまだ生まれていない時の出来事ですが、その悲劇がどれほど多くの人々の人生に影響を与えたのか、記録や語り継がれる言葉を通じて学んでいます。

震災直後、被災地では助けを求める声があちこちで上がり、混乱と恐怖が広がる中で、人々は手を取り合い、助け合いました。救助活動をする方々、全国から駆けつけた支援者、家族や友人、見知らぬ人たちを支えようとした住民たち――その行動は、困難な中でも「人が人を支えること」の大切さを強く教えてくれます。

僕たち若い世代は、震災を直接経験していません。それでも、被災地の人々が復興に向けて努力した30年間の歩みや、震災から得られた教訓を決して忘れてはいけないと思います。震災を通じて学べることは多くあります。自然災害の恐ろしさ、命の大切さ、そして防災への備えが命を守ることにつながるということです。特に僕の住む地域では南海トラフ巨大地震のリスクが高いとされています。そのため、30年前の教訓を活かし、準備を進め、備えを怠らないようにすることが重要だと感じています。

震災から30年という節目を迎えた今日、僕は思います。この出来事を知らない世代として、悲しみや苦しみの歴史を学び、それを未来へと語り継ぐことが僕たちの役目だと。震災で亡くなられた方々の尊い命、そして残された人々が乗り越えてきた痛みと努力を無駄にしないために、僕たちにはやるべきことがたくさんあります。

震災で命を落とされた方々のご冥福を心からお祈りします。そして、被災された方々や復興のために尽力された全ての方々に、深く敬意を表します。僕はまだ生まれていませんでしたが、30年前に起きたこの出来事の意味を胸に刻み、これからの未来をしっかりと生きていきます。そしてこの教訓を、次の世代へ繋いでいきたいと思います。

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