どんなに素晴らしいものでも、最初は影からスタートする。
環境の所為にして、自分の不幸を嘆いていないか。
自分の好みとは違うものを毛嫌いしていないか。
汚いものを遠ざけていないか。
自分とは違うものを排除していないか。
人間の世界は、光と影からなっているのだ。どんなに素晴らしいものでも、最初は影からスタートする。決して、最初から光のような人間はいない。
生まれた瞬間だけは、光のような存在かもしれないが、人間が人間という意識を持ったところから、既に影がまとわりついているのだ。
私たちは、光のような人間になることを目指すことだ。そのために、無意識に目を向け、ということは、影に目を向けて、その影を踏み台にして、光へと向かおう。私たちは、光と影を身にまとっているのだから。