あばれ祭 回顧録① 「全ては浄化された」
3年目のあばれ祭が終わりました。日曜の夜に無事帰宅しました。身体中がバキバキの満身創痍だけど、心は元気です。
プロジェクト自体は続くしまだ細かな残務処理が残っているけど、3月上旬に震災後初めて能登訪問してからの活動の一区切り。七尾駅でしまさんを送り出して一人で車で高岡に向かう途中、ホッとして涙がこぼれました。
3月上旬の震災後初めての能登訪問を経て覚悟を決め、勝手に年間計画を立てて、まずは認知を高めることだと4月10日に立ち上げた東銀座でのイベント「能登の祭ナイト.vol0」。告知するのが怖くて怖くて、確か当日に発信した気がする。
あのボロボロ・フラフラの感じから3ヶ月でここまで来れたのは誇ってもいい。全ての点と点が繋がっての、あばれ祭だったので。ある意味個人で完結した蘇民祭とは全く違う達成感がある。
そして5月2日に地元の方から「5人でいいから（キリコの担ぎ手として）友だち連れてきてくれんか？」ということを聞き、本格的に動き始めた。一人一人電話を掛けて想いを伝えた。
5月31日の大手町の「能登のワイルド」イベントには50人が集まり、結局その出席者のうち10名があばれ祭に参加することに。
その後もひたすら丁寧に、説明会・オリエン・地元の方との事前交流会などを重ね、最終的に全国から29名がプロジェクト参加者として集まった。
7/1の夜に東京を出てから、富山で企業の方々と意見交換をして、そのあと能登に入ってからの記憶がちょっと壊れているw スケジュール的に相当エクストリームだった気がする。毎日3-4時間睡眠だった？
6月末に存在を知り、やろうやろうと思っていた助成金申請に着手する間もないまま能登町に着いてしまい、合間時間に少しづつ作業をして、7月4日の昼にコンセールのとで2時間くらいかけてほぼ書き上げた時くらいに、いつまでが昨日のことで今日のことかわからなくなった…。
前入りしてくれた参加者がすでに9名いてみんなで焼肉屋行ったんだけど、頭の中では翌日からのことをシミュレーションし始めてパニックでほとんど何も喋らず、ご飯の味も覚えていない。
そんな中で迎えた7月5日の祭本番だった。
20人くらいが茅葺庵に揃ってオリエン終えたあと、こんちゃんに手伝ってもらいながら助成金を仕上げ、行きの車の中で最終修正を終え、駐車場に着いた瞬間に提出した。安堵して「おっしゃ祭だ！」と切り替えようとした瞬間、パソコン以外の全てのもの、財布とか着替えとか全部入ったバッグを宿に丸々置いてきたことに気がついた。
今回、数えきれないくらい同様のことが頻発し、無事帰ってこられたのが奇跡的な気もする。そういえば1日目の富山駅でスーツケースの取っ手が折れたんだった。さらに言えば自宅を出て時間ないからタクシーで上野駅まで行こうとしたら雨降ってて結局20分間くらいタクシー捕まえられず、予約していた新幹線を残り3分で逃し、10分前くらいに変更/キャンセルしようとするもえきねっとが作動せず、駅員に「どうしたらいいんですかーーーー？」と涙ながらに尋ねたんだった。そこで、次のかがやきに立ち乗りできるという方法を教えてもらった。帰りも実は立ち乗りだった（これはただの無計画性）。
総じて、運がいいか悪いかと言ったら、悪かった 笑
そういうわけわからん記憶に挟まれているからか、7/2-7の能登滞在ことがよく思い出せない。ともかく、「良かった！」ということだけは、言える。
体調不良で一人キャンセルが出てしまったけれど、残り28人全員が凄く頑張ってくれた。去年、コロナ明け一年やってみて「ツーリズム自体はもうしんどいしいいや….」って考えてたけど、参加者の数は過去最大人数になった。楽しかった。
祭を終え、7月7日に参加者を送り出した後、地元の協力者一人一人に挨拶に行った時に、ものすごく感謝をされて、嬉しかった。「ああ、みんな頑張ってくれたんだ！」って。感謝しかなかった。
約30名の担ぎ手を集められたことは大きいし、取材に来てくれた地元紙も丁寧に記事を仕上げてくれた。地域の方々も「マツリズムだったら、大原だったら、話を聞いてみよう」という感じになってくれたら、ありがたい。
地慣らしはちゃんとできたと思うので、ここからがスタート！冷めぬ間にちゃんと熱を交換する。次の手を打つ、これをしっかりやっていく。
そして2.3年後に「あばれ祭」そのものの未来を語れる若手が少しずつ増えていく、ゴールはここに置く。
https://www.chunichi.co.jp/article/924609
祭終わったばっかりなのになんか概念的なことしか出てこない。誰か記憶の掘り起こしを手伝って欲しいくらい...笑
もしかして全てが浄化されてしまったのか。
あばれ祭、やばい！！
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