放課後の子どもたちの居場所づくり団体「まなびや」-ソーシャルビジネスへの挑戦の理由
こんにちは!はじめまして。
東京都狛江市にて放課後の子どもたちの居場所づくり活動をしております、「まなびや」という団体の宮田です!
これまで、3年間ほど(他の地域での個人的な活動も含めると6年間ほど)放課後の子どもたちの居場所づくりや、地域教育に関わってきました。
現在は拠点を狛江市に置き、週に一度、放課後の時間に場所を開いています。
どうしてこの度note投稿を始めたかと言うと、
これからまなびやは大きな挑戦をしていく予定なので、その挑戦にかける思いなどを知っていただける機会をつくりたいなと思ったからです。
今回は、その「大きな挑戦とはなにか?」について書いていきたいと思います。
社会課題を解決できるための仕組みをつくりたい
「社会課題を解決できるための仕組み」とはなにか?
それはずばり、「事業化」です。
「ソーシャルビジネス」と言われるものに近いです。
まなびやのモデルとしては、
子どもたちがだれでも来れる居場所づくりからは、お金は発生しにくいと考えています。なぜなら、経済的格差を居場所の中ではつくりたくないからです。
そうなると、事業化のためにはほかのところでお金を得られる仕組みを作る必要が出てきます。
付加価値をつけたものにそれ相応の料金設定をし提供する、などです。
しっかりとビジネスとして成り立ちつつも、社会課題を解決できる仕組みをつくることが出来ればいいなと思っています。
そうすれば、放課後の子どもたちの過ごす場が地域の中でいくつか生まれ、子どもたちが行く場所を選択することが出来たり、
社会全体で子どもたちを見守る機運が高まるのではないか?とわたしは考えています。
そういった仕組みづくりのために、まなびやは「事業化」の挑戦をしたいと思っています。
ボランティアじゃだめなの?
上記に書いてきた、放課後の子どもたちの居場所づくりや地域教育は、わたしはほぼすべてボランティアでやってきました。
たまに活動の延長で講演などで謝礼をいただいたりすることもありますが、基本、活動に関わるお金(プリント代など)は助成金を利用し、
人件費は無償です。
ただ、活動を深めていく中で、さまざまな人たちと出会い、その中には素敵な思いを持っている方がたくさんいること、
まなびやにボランティアで関わってくれる方がいることを考えたときに、
そしてまなびやという場に継続して来てくれる子どもたちがいることを考えると、
「このままボランティアで良いのだろうか?」という疑問が生まれてきました。
ボランティアは、思いがあれば続けられる、というものでもありません。
もちろん、ボランティアのすばらしさはあります。わたしは学生時代から社会人8年目の今までずっと、なにかしらのボランティアをしてきました。その魅力はたくさんあります。
でも、活動を続けていけばいくほど、そして関わってくれる人の数が増えていけばいくほど、1つの小さな活動だったとしても、
だれかの人生に影響を与えることを知りました。
特に、子どもの居場所づくりの場合、「今日はまなびやに行くんだ」と楽しみにしてくれる子どもたちがいます。
また、「家に帰っても両親は仕事で、ほかに行くところもないし…」とまなびやが始まる何分も前から待っていてくれる子どもがいます。
その子たちに対して、「本業の仕事が忙しいから」「人手やお金が足りないから」と言った理由でまなびやを開かない、という選択肢はわたしは取れません。
ただ、活動にはお金も人も必要なのはたしか。
わたしひとりの意志だけでどうこうできるものではなくなっているからこそ、少しでもちゃんと居場所運営に関わる人にお金が回る仕組みをつくりたいなと考え、「事業化」しようと考えたのです。
noteを通してお伝えしたいこと
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
この半年間ほど、まなびやのことを考えなかった日はないくらい、毎日毎日、どうしたら事業化できるだろうか?を考えてきました。
いろんな選択肢がありました。
行政に掛け合うか?このままボランティアで続けるか?こんなビジネスモデルはどうだろうか??などなど…
でも、その度に、現在のまなびやの子どもたちと話しながら、子どもたちがどんな場所を求めていて、どんなことをやりたくて、どんなことをしているときに生き生きしていて、どんなことが不安なのか…
いろんなことを感じてきたなと思っています。
事業化は、あくまで手段であり、その先にある世界、「社会課題を解決できる仕組みをつくり、子どもたちを地域の中で見守る社会になること」が目的です。
そのための一歩に過ぎないのですが、その一歩にたくさんの思いがあるので、今後noteを使って紹介できるといいなと思っています。
ぜひ、たくさんの方々に読んでいただけると励みになります!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。