効率について、少し。
「効率」「時短」「生産性」
そんなことが謳われているこの世界で、
私は「非効率的な、非生産的な時間」を大切にしたいと思っています。
この世界を生きていると、
あたかも効率の良いことが
正義のように感じてしまいますが、
そうとは限らない。
たしかに、
文字を書くよりも、タイプした方が早いし、
人に会いに行かずとも、
zoomや電話で話した方が安いし早い。
本屋さんに行かずとも、
Amazonで電子書籍は買えちゃうし、
お野菜を買って1から料理をしなくとも、
ウーバーを使えば一瞬です。
それでも、時間をかけたいと思う。
労力を費やしたいと思う。
そこに明確で明瞭な理由はないのですが、
だからこそ、よいのではないでしょうか。
一見、無駄で無意味に見えることであるからこそ、
「贅沢」なのではないでしょうか。
時短にできてしまうからこそ、
時間をかけることが、
これまでになく、美しく、贅沢に思える。
そんな世界になったような気もします。