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「大卒」「高卒」肩書は大事?キャリア形成について何か考えてみよう
高卒が気にしている「大卒」資格。
年末に高校の同窓会を企画すると「高卒」の友人が「お前の年収はいくらだ?」と聞いてきます。4年間先に社会人で働いている彼は「大卒の年収基準」を私にしているそうです。
彼の方が私より高い年収で今でも「大学に行っても年収低いし意味がない」と思っているようです。
違うケースで、私の勤めている企業では「大卒」も「高卒」もどちらもいて
「大卒」キャリアに引け目を感じるようです。大卒組の中には「あいつは高卒なのに昇格していくのはおかしい」と言う人もいます。
でもそんな「大卒」「高卒」のキャリアって本当に大事なの?
を本質的に考えていきたいと思います。
■まずデータから見てみよう
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実際に大卒と高卒では生涯年収に開きがあることが分かります。
こちらはなぜこのような結果になるのか?は、企業側と学生側での「情報の非対性」が関係しています。
「企業側が得られる情報」と「学生側が持っている情報」に差があるため、企業側も「今採用を考えている学生がどんな学生か判断するために」、大卒というカードが分かりやすいと考えられます。
■定着した「有名大学卒」が凄いというイメージ
日本社会において「根強い「○○大卒」凄い」というイメージ。
こちらは、「情報の非対称性」が進んでいった結果なのかと思います。
いつの間にか、就職するためだけの教育機関のイメージを持たれている方は特に30代以降は多いのではないでしょうか。
ここで、本質を捉えていくと大事なのは・・・・
その大学で「何を学ぶのか?」
こちらが一番大事になります。大学では、高校教育で受けることができない高度な教育を受けることができます。
有名大学卒の肩書だからいい就職先に入れると考えるのは時代遅れのようです。
■私の経験として・・・
私は、経済学部卒ですが、経済学部は色んな可能性の視野を広げられるそんな勉強ができた4年間でとても充実していました。
大学に行く一番の目的は実は「交流」かと思います。
大学に行くと各方面から集まる大学生との交流を深めて研究ゼミに入り一生懸命に学ぶことができます。
その交流は今一線で活躍する社会人になったとしても続いていき、新しいイノベーションを生んでいくことができます。
今の大学生は、卒業をメインにおいておらず、大学内で起業部を立ち上げてより学ぶ姿勢を見せています。
高卒でも大卒でも「そこで何を学ぶのか?」が重要で年収や大卒からの企業の考えは脱却していく方向にしないと、本当の「いい人材」は生まれないのではないでしょうか。