長年の経験から養われた技。

私は、心底「嫌だな嫌だな」と思いながら日々を過ごしていると、体調に変化が現れてしまう人間である。

自分の本音を無理やり隠し続けていると、もう、物理的に身体に変調をきたしてしまう。

眠れなくなったり、とてつもない焦燥感にかられて居ても立ってもいられないような感覚になるのだ。

以前勤めていたパート先を退職してから、ちょうど丸２年が経過する。

最近の私は、やっぱり月のリズムで調子の上がったり下がったりはあるものの、自分なりにはそれでも、心身が安定しているな〜と感じている。不快に感じるような身体的な症状は、ほぼ出なくなった。

でも、自分の心の本音を見て見ぬふりして生きれるのなら、それはそれでいいんじゃないかって、そうも最近は思っている。それがその人らしさなら、それでいいんじゃないかって。

だけど、私にはそんな器用なことはできないみたいだ、やっぱり。

薄々感づいてはいたが、心に正直に生きる以外に、自分の心身を正常値に保つ方法が、まるでわからない。

だから今日も、そんなちょっとした心の声が浮かんだ話しを書いて行きたいと思う。

私にはそれしか書けないんだし、私の文章をいつも見てくださっている方や、ほかならぬ自分自身にも「この人はどんどん良くなってくな〜。」って思ってもらいたい。

その為には、今日も思考停止せずに生きる、そして心のままに書く、読んでくださる方を想像しながら。

それだけだな〜。

◇

私の夫は、私がブログでエッセイを書いていることを知っている。でもどうやら読んではいないらしい。

そもそも私の夫は超現実主義者で、ふわふわとマイペースに生きているような私とは真反対の人だ。



どちらかと言うと、空想や人間の内面の世界が書かれているものには、あまり興味が持てないみたい。

そんな夫なのだが、いつもユーチューブを見たり、ググったり、勉強もしたり、現実的な世の中の動きや流れのようなものには敏感な人だ。

『こんな動画があるよ。』とか、『この人の動画が文章書くにはさ、参考になるんじゃない？』とか、最近はよく私に教えてきてくれる。

私が好きなことに夢中になることを、穏やかに見守っていてくれて心底ありがたい。

そんな夫が、せっかく文章を書くならさ、これを見たらどうかな？と、お勧めしてくれたユーチューブのチャンネルがあったのに、今日私はついつい「ミラクルひかるチャンネル」を観てしまった。

私は、昔からものまねをする彼女も好きなのだ。

もう心底笑顔をいただける。
ほんと、その存在が尊い、とはこのことであるんだと、毎回彼女を見てそう思う。

もう今日の私は、面白いモードになってしまっているので、そこはもう書いちゃおうって思いました。

◇

私は学生時代からわりと、このミラクルひかるさんのような、ずば抜けた光を解き放つような存在の方に、魅了されてしまう傾向にあった。



なんだかもう、なんでもかんでもいちいち思考して、考え込んでしまう私自身とは、真反対の立ち位置にいる方のような気がして、見ていると本当に心底面白いし、憧れてしまう面もあったのだろうと思う。



ミラクルひかるさんが、広瀬香美さんご本人とコラボレーションする動画がある。

その動画ももちろんもれなく面白いことにはまちがいないのだが、この動画では、ミラクルひかるさんの意外な一面が垣間見えた。



ミラクルひかるさんがものまねをしていて、歌を歌っている途中に、香美さんご本人が歌いながら乱入してくる、という、ものまね界ではあるあるの流れでことは進む。

ミラクルひかるさんは、このときがはじめてのご本人との対談だったようで、もう、ご本人のお顔を直視することができないほどに、緊張されていたのだった。



ミラクルひかるさんほどのベテランのプロフェッショナルの方って、いつも全然まったく動じていないように私には見えていた。



でもそれって、周りからはそう見えているだけで、ベテランのプロフェッショナルの方は、そのポジションを守り抜かねばならない、というプレッシャーにいつも追われているのではないだろうか？



ものまね界にだって、どの世界にだって、常にずば抜けた才能をもつ新人が次々に現れる。

経験年数を重ね、技術を磨いてそのポジションに君臨したからと言って「はい、そこでもう成長は止めちゃって大丈夫でーす！」ではないのだ。



むしろ、そのポジションについてから、その座を守り抜くことにも、かなりの苦悩やプレッシャーを抱えるのではないのかな？



ミラクルひかるさんは、ぶっとんだ勢いのあるものまねの合間合間に、「スン！」とした静かな表情を見せたり、ネイティブの人みたいな英語で急に

「promise！！」とか、「collaboration！」

って言ったりして「え？！急にその温度差(笑)？」みたいな、表現に「強弱」をつけるのが、非常にうまいな～って思う。



毎回観ていて感服している。



そこはもう、彼女の体感的なものというのか、感性のなせる業なのだろうな。長年の経験から養われた技、であることに違いないのだと思う。



と……ミラクルひかるさんについて熱く語っていたら、文字数が2000をゆうに超えてしまって、ちょっといま自分でも驚いている。



長くなりました。
でも、もうここまで書いてしまったからには……と思い、下に動画、貼らせていただきます。
私はいっつも、落ち込んだときとかに、すごく元気をいただいてます。

ありがとうございます、ミラクルひかるさん。
そして広瀬香美さん。



ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日、おやすみなさい。