人生を変えた本
以下は音声内容をテキストに要約したものです。
今回は「人生を変えた本」というテーマで話をしていきます。2冊あります。1冊目が『嫌われる勇気』、2冊目が『マインドセット「やればできる!」の研究』という本です。
まず1冊目の『嫌われる勇気』に関しては、もう知らない人はいないんじゃないかというぐらい大ベストセラーですね。
アドラー心理学に関するエッセンスを凝縮した本で、アドラー心理学に精通している哲人と悩める青年との対話を通して、アドラー心理学のエッセンスを理解できる内容です。
この本の中身を本当に実行できれば、人間関係の悩みはなくなるだろうと思いましたね。
これを読む前までの自分は、いろんな人間関係で悩んでいました。
上司や同僚、当時はコンビニエンスストアの本部社員として店舗指導をする役割だったので、加盟店のオーナーさんや店長さんとの人間関係にも悩んでいました。
でも、この本を読んでからは、ぐっと楽になった気がします。とはいえ、読んだからといってすぐに実行できるほど優しい内容ではないので、そこから何年もかけて、現在進行形で実行して、ようやく少しずつ人間関係が楽になってきた感じです。
印象的だったのは、アドラーは承認欲求を否定していることです。承認欲求というのは、人に好かれたい、嫌われたくない、認められたいといった欲求ですね。
これは昔、狩猟採集民族時代においては、他者から嫌われることが直接死を意味するほどのインパクトがあったので、我々の脳の本能的な部分だと思うんです。
でも、アドラーはそれを否定しています。この承認欲求があるからこそ、人間は人間関係で悩むとも言っていますし、「全ての悩みは対人関係の悩みである」という名言もあります。
本当にその通りだなと思いました。
アドラーの考えを本当に習得できれば、悩みはなくなるだろうなと思いました。この本を読んでからは、だいぶ変わりました。
本当に衝撃を受けましたね。当時の自分の人生を変えた大きな本の一冊です。
もう一つが『マインドセット「やればできる!」の研究』です。
スタンフォード大学の心理学者キャロル・S・ドゥエッグさんが書かれた本です。
そもそもマインドセットというのは、思考の枠組みや無意識の思考行動パターンのことです。
思考と行動が習慣を変えて人生を変える、という名言があるように、思考と行動が変わることで人生が変わるんです。
マインドセット、つまり無意識の思考行動を変えることで人生が変わると思いました。この本を読んで感じたことです。
キャロル・S・ドゥエッグさんが提唱しているマインドセットには大きく2種類あります。硬直マインドセットと成長マインドセットです。
硬直マインドセットは、自分の能力を見せつけることに重きを置く思考の持ち主で、挑戦はせず、失敗を恐れている。失敗してもなかなか自分の非を認めないという特徴があります。
成長マインドセットは、逆に自分の成長に重きを置き、挑戦を恐れずにするし、自分の成長に喜びを感じる思考の持ち主です。どちらが良いかというと、言わずもがな成長マインドセットです。
この本を読むまでの自分は完全に硬直マインドセットでした。自分の能力を見せつけるためにひたすら動いていた感じです。
でも、大して能力もなかったんですよね。だから失敗を恐れていましたし、わからないことも聞けませんでした。
バカにされるんじゃないかと思って。失敗をしたとしても人のせいにしていました。本当に最悪でしたね。
でも今は、昨日よりも今日、今日よりも明日、成長するためにどうしたらいいんだろうと考えて行動するようになりました。
そこからはあまり失敗を怖くなくなりましたし、自分の能力が今低いことを後ろめたく思うこともなくなりました。完全に変わったと思います。
こんな感じで自分の人生を変えてくれた本。『嫌われる勇気』と『マインドセット「やればできる!」の研究』。
本当に出会ってよかったなと思える代表的な2冊です。参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。
ちなみに
この本に少しばかり興味が出てきたけど、じっくり読む時間がないな。と思われた方はAmazon Audibleを活用した聴く読書はいかがでしょうか。
私はかつて「めっちゃ良い」と思い、愛用していましたが、今は一旦やめました笑
愛用をしていた時期に書いたAmazon Audibleに関する記事はこちら
↑て思っていたけど、やめるに至った経緯を綴った記事はこちら
いずれにせよ、あなたに合うか否かを知るためにも、一度利用するのがいいかもしれません。
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