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雨の度にお世話になりました、という話。

今日も関東は雨模様。窓の外でシトシトとリズムを奏でている雨は嫌いではない。程よいBGM代わりになるし、暑さも少しは忘れられる…気がする。

ただ、あまりにも雨が続いてしまうと、洗濯物が溜まってしまう……という悩みは多くの人も抱えているのではないだろうか。

私も2年前までは同じような悩みを抱えて過ごしていた。

外壁が黄色い小さなアパートで一人暮らしをしていた頃、出勤前にベランダで洗濯物を干す時間が意外と好きだった。陽が落ちて冷たくなった洗濯物を取り込むのは少し物寂しい気持ちになったりもしたが、代わりに取り込んでくれる人も居ないのでしょうがない。

しかし、雨の日はいつものリズムで、とはいかなくなる。1Kの小さな部屋だったので部屋干しをしようにも吊るすところが無いのだ。かといって雨の日用に部屋干しラックを買う気にはなれず、近くのコインランドリーにお世話になることにした。

初めてコインランドリーに足を踏み入れた時、タイムスリップしたみたいな不思議な気持ちになった、、、ような記憶がぼんやりとある。テレビや小説でしか知らなかった世界。まさかお世話になる日が来るとは思いもしていなかった。

決して広いとは言えない空間に洗濯機と乾燥機が並んでいる。特に説明書きもないため、どう使って良いのか初めは手探りであった。家で洗濯した衣類をバスケットに入れて乾燥機の前で立ち尽くしていると、常連さん(だと思う)がタイミング良くやって来て手際よく洗濯機から乾燥機へと衣類を移し、セッティングをして去っていった。

「ほうほう、、、ああするのね。」と学習をし、乾燥機を起動させる。

終了するまで1時間弱くらい時間があった。家に帰れば良かったのかもしれないが、グルグル規則的に回る衣類をじーっと見るのもあまり無い機会かもしれない、と思った私は、隣の自動販売機でジュースを買ってただただ眺めていた。

、、、変な時間の過ごし方をしたもんだ、と今は思う。笑

雨予報が続く度に、駅前のコインランドリーには大変お世話になった。乾燥機を発明してくれた人、ありがとう。あなたのお陰で一人暮らしの私は部屋干しの嫌な匂いに悩まされることはありませんでした。

さて、今は・・・というと、我が家には乾燥機能を兼ね備えたドラム式洗濯機があるので、コインランドリーに行く必要も、脱水の終わった洗濯物を干す必要もなくなった。(衣服によっては外に干すが。) 雨だからという理由で洗濯物が溜まることもなく、部屋干しの匂いにも悩まされないので、購入して良かった、と実感している。

このドラム式洗濯機は、結婚・引っ越しを機に購入した数少ない家電の一つなのだが、破格の値段で我が家にやってくることになる。これはまた改めてnoteに書いていこうと思うので、興味のある方は気長に待っていてください。笑

人類の発明により、洗濯をすることが天気に左右されなくなった。ただ、天日干しの洗濯物の香りも捨てがたいので、時々は外に干して気分転換をしよう。

というわけで、晴れの日も楽しみにお待ちしております。

「note」を書くための糖分に変わります。