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基礎理論8

六腑について説明します。

胆、胃、小腸、大腸、膀胱、三焦の総称を六腑と言います。

六腑は、飲食物の体内での消化、吸収、排泄、水液の代謝のために働く器官です。

それぞれの役割の違いを説明します。

中医学では中精の腑とも呼ばれ、主な生理効能は胆汁の貯蔵と排泄です。

胆汁の貯蔵と排泄は、肝の疏泄作用の下で行われます。

そのため、肝と胆の共同作用によって胆汁の貯蔵排泄が順調に行われ、それが達成されることで、脾と胃の升降が整い、飲食物を消化できるようになります。

なので胆汁の分泌排泄が失調すると、脾胃に影響が及び、吐き気や脇腹の痛み、下痢、黄疸などの症状が現れます。
西洋医学でも、胆汁や黄疸は胆嚢に起因するので、その部分は同様です。
中医学では、その後の脾胃との関連性まで知る必要があります。

その他、胆は精神的な刺激に堪えるための力をもちます。(決断を司ると言われます)

そのため、もし胆の機能が失調すると、怖がりやすくなり、決断力が低下し、情志方面へ悪影響が出やすくなります。

中医学では不眠症の原因は以前に挙げた肝血虚や、心脾両虚や陰虚などありますが、胆の不調による不眠もあります。

胆が虚すると、怖がりやすくなるため、不安で眠れず、心がザワザワするような心煩とともに、不眠が現れます。
不眠を判断するためには、、
最近口が苦い、驚いて目が覚める、などが胆による不眠の特徴です。

六腑の胆についてでした♪

次は胃について☆

再见♪

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