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基礎理論24
肝と胆について説明します。
肝は胆汁を生成し、胆はそれを貯蔵します。
そして互いの協力により胆汁が腸道に流れ脾胃の消化を助けます。これは西洋医学で言われる内容と共通しています。
そのため黄疸が現れるのは、中医学でも西洋医学でも胆嚢の状態をまず疑うことが多いです。(中医学では別途、蓄血証という症状もありますし、また胆嚢からの黄疸にも大きく2パターンに分類する必要があります。)
肝は精神情志を調節し、胆は決断を主とします。
そのため、人の謀事や決断はこの二者の影響を受け、失調すると怯えやすくなったり、なかなか決断できない精神状態に陥ります。
このような精神的な面は心の作用のようなイメージを持ちやすいので勘違いしてしまいそうですが、怯えやすい、というのは肝胆の状態を現すいい判断材料になります。
以前と違い決断力が鈍くなった、些細なことに怯えやすくなった、、という症状がある場合、肝胆の状態を診てみると改善点が出てくると思います。
また肝胆に不調がある人は、春先に更に体調を崩しやすくなる可能性が高いので、季節の養生にも気を配ると尚改善しやすいです。
以上、肝と胆の関係性についてでした♪
次は、腎と膀胱について☆
再见♪