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優しい気持ちになりたい時に見たい~「夏目友人帳」~
真美です(*^▽^*)
久しぶりに読みたくなった漫画を思い出したので、書こうと思います🎵
最近は漫喫に行っていない為、一気読みの欲求を発散していません(´;ω;`)
時間を作って行きます🌟
(今読みたいのは、「ヒマチの嬢王」と、「マッシュル-MASHLE-」、「アンデッドアンラック」かな~)
◆POP作成をするためにレンタルしたのがきっかけで読んだ漫画
「夏目友人帳」を知ったのは、大学生の時にTSUTAYAでアルバイトをしていた時でした。
<<あらすじ>>
「妖怪が見える」という秘密を抱えた孤独な少年・夏目。強力な妖力を持っていた祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐって、用心棒・ニャンコ先生とともに忙しい日々を送ることになった夏目は…!? あやかし契約奇談!
当時、TSUTAYAは漫画のレンタルをスタートしたばかりで、1週間で漫画1冊が60円くらいで借りれました。
(webコミックが普及してからそのサービスは無くなったように思いますが。)
TSUTAYA店員だった私は、1週間漫画を一式レンタルしてよく読んでいました。「おおきく振りかぶって」、「黒執事」、「あひるの空」…。
自分で一式買うのは厳しいけれど、読みたかった漫画は全部レンタルをして読みました。
「夏目友人帳」も、その1つです🍀
読んだきっかけは、TSUTAYAの先輩が「面白い。泣ける。」と言っていたからです。
私にとって、泣ける漫画の代表作品といえば「ONE PIECE」でした。
少年漫画の王道で、過去編をバッチリ描いてくれる「ONE PIECE」は涙腺崩壊不可避の漫画でした。
対して「夏目友人帳」は、少女漫画雑誌の連載作品で、線の細い繊細なタッチで描かれる物語といった見た目の印象。
「せつない、泣ける物語なのかな?」と思い、先輩におすすめされるまま一式レンタルしました。
余談ですが、私は、漫画レンタルのコーナーのPOP作りも大好きだったので、よく家に持ち帰ってPOPを作成して売り場に出していました。
自分で作成したPOPを見て、漫画がレンタルされると作品が認められたような気持ちになって嬉しかったです。
お金を出して、漫画を一式レンタルするのであれば、せっかくなら読んだ漫画のPOPを作ろうと思っていました。
「夏目友人帳」も読み終わったら、POPを作ろうと思ってレンタルしました。
◆周囲の優しさを主人公を通して感じ取ることのできる物語
「夏目友人帳」の主人公である夏目くんは、妖怪が見えるという少年。
本来、見えないものが見えるため、周囲に気味悪がれるという経験から、家族やクラスメイトとの距離を取りがち。
そんな彼はどこか大人っぽくみえつつも、内面が繊細で、気を遣いすぎな癖があります。
人間、妖に関係なく、相手の気持ちをより理解しようとする優しさもあるため、誰かの為に必死になれる強さも兼ね備えています。
そんな彼を支える、周囲のキャラクターたちが素敵で、夏目くんを通して、その優しさを感じることが出来ます。
凄いと感じるのは、そのキャラクターたちも凄く目立つかというと、苗字しか分からないようなサブキャラクターが多い事です。
しかし、周囲から否定され続けてきた夏目くんが、やっと見つけた居場所であり、そんな彼がだからこそ大切にしたいと思っている今の家族や、友人たちから優しさを感じ取ることができます。
「お前、ただでさえ色々気を遣ってんだからさ!」(北本)
幸せなんだ。どうすればいいんだろう。(夏目)
「夏目友人帳」を通して気付くことは、自分もそういった人たちに救われているということです。
風邪をひいた時に家族に優しくして貰える。友達に何かあったら頼っていいと言って貰えた・・・など。
自分にとっては当たり前のようになっているかもしれませんが、夏目くんは、幼少期に全くといっていいほどそういった扱いをされていませんでした。
だからこそ、その幸せを嚙みしめることが出来るし、ちょっとした優しさに幸せや感謝を感じることが出来る素敵な少年になっています。
誰かの優しさに感謝を感じることが出来るくらい、今、心が豊かな状態なのか?
この物語を通して、自分の日常を振り返ります。
◆主人公の心情を表現する声優さんと、物語の情景をより鮮明に映し出す描写
主人公の夏目くんの声は、声優の「神谷浩史」さんです🌟
神谷さんの演技が最高で、夏目くんの雰囲気にマッチしすぎていて感動します✨✨
神谷さんは昔から大好きな声優さんで、特にこの時期は、「荒川アンダーザブリッジ」や、「デュラララ」、「物語シリーズ」などに引っ張りだこなイメージでした。
早口で話すキャラクターや、攻撃的な猟奇的なキャラクターが多いイメージの中、自分の推し声優が、こんな繊細なキャラクターを演じていることに嬉しさもあり、感動もしました!!✨✨
(やっぱり神谷さんは凄い~~🎵)
この物語は、「妖」が多く登場します。
最近の妖怪ものといえば、やはり「呪術廻戦」でしょうか。
しかし、「呪術廻戦」の舞台は都会がメインです。
(最近ですと渋谷ですね!都会に行けば行くほど、強い呪いが多いという設定。)
対して「夏目友人帳」の舞台は、緑豊かな田舎町です。
その為、妖といっても、山神のような昔からいる神様などが登場します。
背景として、春夏秋冬と移り変わる季節の中で、穏やかに、ノスタルジックに描かれる情景に魅入られます。
私も田舎出身ですが、「こういう感じだったけかなぁ?」とたまに感じるくらい美しく描かれていて、意外と都会出身の人は憧れる生活のように見えたり、多くの地方出身者は共感できるところも多いのではないかと感じます。
子供の頃、こういう風に自分の生まれ育った場所が見えていたら、もっと世界が変わったかもしれないと思いました。
ちなみに「夏目友人帳」の舞台は、作者の方の出身地である「熊本県人吉市」だそうです。
実際にご当地巡りコースもあり、機会あれば是非行ってみたいですね💛
◆「走り出せ前向いて。君の未来に祝福の灯りをともす。」
「夏目友人帳」は、今でもたまに読み返したくなる漫画です。
現在連載20周年です💛
これだけ長く愛されるということは、多くの読者の心を捉えている漫画だと思いますし、自分がすさんだ気持ちになった時や、周囲への感謝を忘れそうになった時は、読みたいと思います✨
優しい人たちに出会えて優しさを知って、逃げたくないって思った。 俺も優しくなりたいって思ったんだ。(夏目)