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【グリーフ(悲嘆)】「感謝・幸せ・ついている」歩行

この記事では、僕のグリーフ(悲嘆)と現在に至るまでのあゆみを書いています。

グリーフ(grief)とは死別や離別などの喪失体験による悲嘆や反応(心や身体などに引き起こる状態)だそうです。

僕は移住先のニュージーランドで4年前に最愛の妻の他界を経験し、僕の人生で最も深いグリーフに直面しました。

グリーフは人それぞれですが、この記事がほんの少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。

🌈  全てが悲しみに繋がっていく

妻の他界(乳がん)直後は、どんな音楽を聴いても、それが懐かしい思い出の曲であっても、初めて聴く曲であっても、懐かしさは悲しみにつながり、初めての曲はそれを共に聴けない悲しみにつながっていました。

頭の中も身体も悲しみでいっぱいの状態だったと思います。

グリーフの最中にあっては運動の大切さが指摘されることがありますが、運動する気力もなく、かろうじて散歩ができるぐらいでした。(4ヶ月ほど大学を休職していました)

🌈  散歩していても悲しい

1人で散歩すること自体が悲しみにつながるので、散歩に行くこともエネルギーが必要でした。なんとか散歩に出かけても、目に入るもの、聞こえてくるもの、あらゆるものが悲しみにつながっていきました。

老夫婦を見かけると自分にはその未来がないことを嘆きたくなり、若いカップルを見かけると若い頃の自分と妻を思い出し、ただただ悲しくなりました。

当時を振り返ると、ないものばかりに目が向いていたのだと思いますが、その時は「あるものに目を向ける」ことを意識することもできませんでした。

「🌈  感謝歩行」

たまたま視聴したYouTube「炎の演説家 鴨頭嘉人」さんの動画で、「感謝歩行」を知りました。(39分過ぎから)

そこで散歩しながら「感謝・幸せ・ついている」と呟きながら20-30分の散歩をするようになりました。(オリジナルは「ありがとう・感謝しています・ついています」

人間は二つのことを同時に感じることはできません。
いま思うと、「感謝、幸せ、ついている」と呟いているその時は、悲しみがどこかに行っていました。

なんとなくそのまま数ヶ月続けていました。

🌈  感謝したいことに敏感になる

いつの間にか「感謝したいこと、自分が幸せであること、ついていること」に敏感になり、たくさんの感謝と幸せと幸運に気づくようになりました。「感謝歩行」だけでなくそのほかの出来事もあったおかげだと思いますが、この感謝歩行にとても感謝しています。

🌈  振り返っての気づき

✅ ことばの力
✅ ことばを発するのは自分であり、それを聞くのも自分であること
✅ 繰り返し言い、自ら聞くことによって、網様体賦活系(脳のフィルター RAS)のおかげで意識しなくても気がつくようになる

🌈  あるものに意識を向ける

今は「あるもの」に意識が向いているので、たくさんのことに感謝することができます。その感謝は幸せな心の状態につながっていくと感じています。

あなたの今日という日が感謝と幸せに満ちあふれていますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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