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自由すぎると動けない?企画をカタチにするコツ|京都ライター塾#06【ペアワーク:人生を企画する】
この記事は
京都ライター塾の
講義内容及び感想を
まとめたレポートです。
(2025年2月15日(土)
午前9時〜10時半 11期 第6講。)
京都ライター塾とは
京都在住のライター江角悠子さんが
主催しているオンライン講座。
「書いて、しあわせになる」
ことを目指す3ヶ月間の連続講座だ。
詳細を確認したい方はこちら。
(公式HPに飛びます)
講義内容
気づけば折り返し地点に差し掛かった。
第6回(ワークの第3回目)のテーマは
「人生を企画する」だ。
自分の書きたいこと、
やりたいことを具体的に見つめていく。
<タイムスケジュール及び概要>
1.質疑応答[9:00-9:15]
(前回の課題:企画書作成について)
2.ペアワーク[9:15-10:15]
・どんな記事を書きたい?
・人生を企画する
3.感想のシェア[10:15-10:30]
<印象に残った内容>
質疑応答、ペアワーク、感想のシェア。
今回も情報量がかなり多かった。
特に印象に残っている内容を
3つ紹介しようと思う。
1.軸を決めよう!
冒頭に行われた質疑応答の際に、
「企画書を持ち込むメディアが
見つからなくて困っています」
という質問があった。
江角さん
「切り口は決まっていますか?」
受講生
「まだ決めかねています。
自分が知りたいことを優先してしまい、
読者目線で考えることが難しいです。」
江角さん
「仮でいいので切り口を決めましょう。
何も定まっていない状態で考えると
軸がブレて考えがまとまりにくくなります。
”この切り口だとどのメディアが良いかな?”
あるいは
”この切り口だとどんな読者に役立つかな?”
など、
1つ軸を決めると探しやすくなりますよ。」
このやり取りから、
軸を決める重要性を学んだ。
客観的に見ると当たり前に聞こえる。
しかし、私も質問者と
全く同じ壁にぶち当たっていた。
「何でも好きにしていいよ!」
と言われて立ち尽くす子供のように
困り果てていたのだ。
ドイツの詩人、ゲーテの名言にこんな言葉がある。
「自由でないのに、
自由であると考えている人間ほど、
奴隷になっている」
私はこの名言を
【”自由”を正しく理解していないと、
奴隷のように不自由になる】
と解釈している。
”自由”の定義を改めて考え直し、
自分の行動に繋げて行きたいと思った。
2.欲望を素直に出そう!
質疑応答の後、60分間のペアワークに進んだ。
今回ペアになったのはりっきーさん。
会社員として働きながら、
副業でキャリアコンサルタントとしても
活動されているパワフルなお姉さんだ。
はじめに「どんな記事を書きたい?」について話した。
口を揃えて話したのが
「私たちはあまりにもメディアを知らない。
だからどこで書きたいか?が分からない!」
ということだった。
私の場合は、
普段どんな記事を読んでいるのか?
意識が欠けていたのが原因だと感じた。
なんとなくGoogleで検索して、
なんとなく記事を読む。
どこの誰が書いたかは気にしない。
ただそこにある”情報”だけを見ていたのだ。
さらに私は、
動画や本で情報収集をすることが多い。
雑誌やウェブメディアとは
縁遠いライフスタイルだとも判明した。
そんな状態で私が絞り出したメディアが
[デイリーポータルZ]だ。
最近友人に教えてもらったWebメディアで、
大人が全力で子供のような疑問に
向き合う記事が多い印象を持っている。
タイトルを見ても、記事を見ても、
馬鹿馬鹿しいほど笑えるのだ。
特に気に入っているのが下記の記事。
『しめじを背の順に並べて癒される』
しめじを一房解体して
全て背の順で並べてみたというもの。
まず、タイトルを見ただけで笑えたし。
しめじを見て並べよう!と思ったことはない。
次に、シンプルな企画なのに気付きがあった。
細々した作業は癒されるというのは、
誰しも経験があることだ。
私は図書館で本をNDC(日本十進分類法)
の順番で並べることがとても癒される。
そんな学生時代の経験を思い出させてくれた。
最後に、何を並べると癒されるのか?
という問いかけ。
この記事を書いたトルーさんは、
しめじ以外にも様々なものを並べていた。
印象的だったのは、同じキノコなのに
えのきでは癒されなかったということ。
自分の感情と向き合っている姿に感銘を受けた。
「私だったら何を並べたら癒やされるんだろう?」
と試したくなった。
デイリーポータルZに
載っているような企画を立てて
「やってみた!」
と記事を書くことができたら、
人生が豊かになるだろうなぁと感じた。
ペアワークのお題で書けない項目があっても
「分からない!」と諦めるのではなく、
少しでも「これいいな!」と思ったら
素直に書き留めておくことが大切だと思った。
3.妄想を楽しもう!
「どんな記事を書きたい?」
でメディアの話を一通りした後は
ネタ帳を見せ合った。
りっきーさんが教えてくれた
ネタが気になり、掘り下げて話をした。
『全国の水辺や池を巡ってみたい』
りっきーさんが
「自分がいいな!と思った場所を
巡って記事にしてみたい。」
と話をしてくれた。
ただ、全国各地を巡るには
時間や費用に限界がある。
そこで現地に行かなくても
楽しめそうなアイデアが
浮かんだので提案した。
・ダーツの旅で都道府県を決める
・GoogleMapで良さげな水辺を探す。
・地図を見て妄想だけで感想を書いてみる。
この提案に対してりっきーさんが、
同じような趣旨のメディアを知っている!
と教えてくれた。
それが[物件ファン]というWebサイトだった。
全国各地の物件を紹介しているメディアなのだが、
ライターは実際に足を運んでいないという。
つまり、カメラマンが撮った写真を見て
「多分こうだろうなー」
という妄想で記事を書いているそう。
妄想で記事が成立するのか!
と驚いた。
同時に、私の中で
「ライターとして記事を書くならば、
現地に足を運ばなければならない!」
という思い込みがあることに気付けた。
りっきーさんのネタを広げるつもりで提案したが、
想像以上に大きな気付きを得ることができた。
記事を作るための行動には制限をかけず、
もっと楽しんでアイデアを広げたいと思った。
まとめ
1.軸を決めよう!
2.欲望を素直に出そう!
3.妄想を楽しもう!
思いついたことを
「なかったこと」
にするのは勿体なさすぎる!
実現できるかどうかは後からなんとでもなる!
今は小さなアイデアでも、
残しておけば未来の自分が拾い上げてくれる。
だから、どんな些細なことでも
書き留めておこうと思った。
以上、第6講のレポートでした!
3月末までレポートを更新しますので、
続きが気になる方は是非フォローをお願いします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!