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過激と感じる内容を含みますので
了解された人だけお読み下さい


どうしようも無い人生を変えたくて
治療家になる為に神戸に出てきたのが
1994年の春

新たな住まいに向かう車の中から見た桜に
『この街で絶対成功するんだ』
と覚悟を決めたのを覚えてます

本当の覚悟は翌年に来るとも知らずに


翌1995年1月15日高台にある須磨海浜公園で
偶然淡路島を見下ろしながら
見た事のない不気味な雰囲気の空と海に

『なんかヤバいことが起こりそう』
と思ったその2日後にそれは起こりました

【淡路阪神大震災】


それはいきなり始まりました

ユサユサと始まり
収まるどころかどんどんと酷くなるし
終わらない長い長い揺れ

正直なところ『死ぬ❗️』とビビった

暫くして揺れが収まり家も倒壊しなかったので
慌てて外へ飛び出たけど現状が分からない

周囲の誰もが何も分からないで戸惑ってる
近隣の人達が少ない情報を交換しているが
もちろん誰も全体が見えてこない 

押し寄せる訳のわかんない不安感に
戸惑いつつも

人は本当に驚くと
どこかたじろぎボーッとするんだなぁと
冷静に観察していました


ラジオは高速道路の倒壊と落下した車の話を
何度となく伝えてました

明るくになるに従い悲惨な状況が飛び込んで来る
職場に向かう道はひび割れガスは漏れ
塀は軒並み倒れている

次第に火の手が上がって
家屋やビルが松明の様に燃えているのが見えて

その異常さが理解出来ました


報道はされてないけど
時間と共に逃げ惑う人たちは次第に過激になり
怒声も当たり前の様に飛び交い

男女関係なく喧嘩をしてるし
安全な場所を求めて移動しても
それが渋滞を起こして人がより混雑して行く

殺気立つそんな街を知り合いを探して歩く自分がどこか不思議でもあり滑稽にも感じてました

それが必死なのか使命感なのか?
引き攣る顔が
次第にニヤッとして来る
心が躍動してる
高揚感が支配して来る


それは笑ってたり楽しんでるわけでは無いけど
生きなきゃって時はそのくらいの方が正しいと
経験者としてそう思う

余裕が無い方が死ぬだろうなぁと
その時に不思議に分かってた


それがリアルな災害現場だし
そう思って原チャリに乗って飛び回ってました

そんな街でも昼間は未だ良い
夜は真っ暗な不気味な街となったからです

そんなにも関わらず
人を訪ねて何時間も歩いて神戸に来たと言う

地形の変わった街を大切な親族を探して
暗闇の街をひたすら回っていました

だって倒壊した家の下には
埋もれた人が居るままなのですから


私も何度か倒壊した家の人から頼まれて
柱を退けたりしようと手伝ったけど
皆んな声を掛けても立ち止まらない
1人2人で動かそうとしても話にならない

大の男が何の役にも立たない


暗闇に人を探して呼びかける声が響く
朝が明けるのか❓と思うほど夜は

どこまでも暗闇で怖かった


明かりがなくなった街とはそんなものなんです
そこへ時間と共に絶望感が押し寄せて来る

自衛隊だって警察だって
居ないんですから


無防備な街
無防備な人
無防備な心

濃密な夜が明けた時にこれが事実だと
みんなが気がついた時にパニックが襲うのです

略奪とは明確には言えないけど
被害者の声は商店街からは聞こえて来た

日本人は秩序を守った❗️
さすが神戸の人たちはスゴイ❗️

それも確かだけど
そうでもなかったのも事実なんです


この街の人たちを否定してる訳ではなく
確かに火災の家の中の人を助けた事で
ヒーローになった人も何人も居ましたが

瓦礫の中の人に逃げる足を掴まれ
その手を強引に振り解いて逃げた人が

告白しながら泣いて泣いて
泣き崩れながら声を上げて泣いてました

報道されなかった事実は沢山あったのです


でも破壊されたこの街を
人の本質を見せられたこの街を
逃げ出さず生き抜いた日々が

私のステージを変えてくれました


霊性を開く仲間と出会いをもたらし
そのご夫婦が魂の親となって
厳しくも深い愛で

神戸に来るまでの自分が
どれほど無知で歪んで甘えていたのか?を
色んな事柄から教えて頂きました

心が痛かったけど
メンタル的にしんどかったけど

そうやって生き残れた
そうして生き残った

それから20年を過ぎたころ
家族となったゆあんさんと2人で
カバラライフカウンセリングとヒーリングの店
【ラポール神戸】を始めたのです


また一昨年の11月にゆあんさんが『禍』を感じて
スピリチュアルセミナー1年ぶりに開始しました

これからの時代はとても難しくなると
世の中は地獄の様な世界になりかねないと
だから何としても霊性を呼び起こし
生き抜いて欲しい!と話をしました

その2週間後に
コロナが武漢で発生したのです💦


それは震災の時に感じたものと同じで
今のコロナ禍の中でも私の願いは同じなのです

この世界で安泰なんて続かないと
私は震災を経験して理解しました
瞬間に信じた世界は壊れ人も死んでしまうと

そして前の様な世界に戻らないともね


でも未来がある子供たちをどうにか救いたいから
日々生き残る術を教えています

口癖の様に話しています

生きて生きて生き抜け❗️
そして自分の愛する人を見つけて
家族を作れ❗️


実際に騒然として行くいまの世界を見てると
正しい情報が少ないのが分かります

色んなフェイクに踊らされ
トイレットペーパーだのマスクだのと
物が一瞬で無くなりましたよね

たぶんこれからだって


皆さんも正確な情報を得て下さい
安易な脅しの様な言葉に踊らされないで下さい

生き残る為に冷静になって下さい
ともに生き抜こうではありませんか❗️


17日からは少し遅れましたが
当時を振り返って書いてみました



by ケンケン


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