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【“おせち”って、実はよく知らない?】

【珈琲のオトモのマメ知識 vol.680】

↓ 一応、こちらが順番の前回の内容です


正月と言えば?
そう問われれば、

色々と答えがありそうです
マイナビさんのアンケートがありまして、
参照:https://news.mynavi.jp/article/20221215-2530815/

1位 おせち料理(16.1%)
2位 お年玉(12.8%)
3位 初詣(11.5%)
4位 お雑煮(10.2%)
5位 お餅(9.8%)
6位 年賀状(7.2%)
7位 箱根駅伝(6.3%)
8位 初日の出(5.2%)
9位 初売り・福袋(3.5%)
10位 親戚の集まり(2.4%)
10位 年越しそば(2.4%)
12位 正月太り(1.7%)
13位 寝正月(1.5%)
14位 おみくじ(1.3%)
14位 おしるこ・ぜんざい(1.3%)
16位 初夢(1.1%)
16位 凧あげ(1.1%)
16位 テレビ(1.1%)
19位 年末の大掃除(0.9%)
20位 書き初め(0.7%)
21位 新年会(0.4%)
22位 お屠蘇(とそ)(0.2%)

堂々の第1位!それが…
『おせち』だそうです

超豪華なやつ!

今は、日本はグローバル化
食文化が顕著に変化しました

日本では、世界各国の食文化が、
入り混じった状態です

そんな中、根強く保っているのが、
『おせち』なんですよね

まぁ、その中身は?というと、
結構、様変わりしてますけどね

そこで、今回は、その『おせち』
確認していこうかと思います


§『おせちの歴史』


参照:https://www.shop.post.japanpost.jp/column/osechi/osechi_history.html?srsltid=AfmBOoorpwLYgae6nEE751XupedD8YIrw4NJ1WD1h9vP7zfcbPL-ewSx

そもそも、おせちって、
いつ頃からあると思います?

今も現存する文化って、
結構、江戸時代からってのが多い印象

ですが、おせちについては、
もっと、古くからあるようです

時代は、大きく遡りまして、
縄文時代末期です

この時期、あるものが、
日本に伝来しますね

そう『稲作』です
時代は『狩りから稲作へ』

定住文化の興りです

レキシのセカンドアルバム『レキツ』
その収録曲もいいですので、是非とも一聴あれ
参照:https://www.amazon.co.jp/レキツ-レキシ/dp/B004HA59UU

すると、時代は弥生時代へ
その頃から、収穫に感謝する風習が生まれ、

同時に“暦”も伝わり、
その季節目を『節(せち)』と言いました

そして、その感謝を神への供物とし、
それを『節供(せちく)』と言いました

そして、時代は流れまして、平安時代
天皇を中心に『御節供(おせちく)』という行事が始まる

私が始めました

そこから『五節句(ごせっく)』が始まる
おそらく、みなさんも知ってますよ

1月7日の七草、
3月3日の雛(ひな)祭、
5月5日の端午(たんご)
7月7日の七夕(たなばた)
9月9日の重陽(ちょうよう)

これが、重陽の節句みたい

これら、5つの節供のこと
9月9日だけは、あれ?って感じですが…

この中で、1月が一番盛大となっていき、
じゃ、ここを『正月』とする!ってなったそう

こんなテンションだったんですかね?

これら、すべての日において、
『御節供』を食べていたそうです

そこから、やはり江戸時代まで進み、
ここから、一般庶民にもその文化が広まり、

江戸後期には、重箱に詰める文化が出始め、
その頃は『喰積(くいつみ)』と呼ばれていたそう
参照:
https://www.shop.post.japanpost.jp/column/osechi/osechi_iware01.html#:~:text=五段の重箱は,があてられています。

明治時代には『福を重ねる』意味で、
重箱に入れるようになったそうです

実は、これ近代に至るまで、
その物の名称は、定まってませんでした

正月に食材を買い込んで食べる
という文化はあったものの、

その食べる物の総称は、
さして気にしなかったということですね

そこから、戦後になると、
日本人の働き方が一挙に変容

共働きも増え、正月の料理を作る
ということが減っていき、

“買うものだ”という風潮が出始め、
百貨店が先んじて販売を開始、

その商品名が『おせち』
だったんですよね

一応、漢字では『御節』ですが、
ひらがなが一般的ですよね

因みに、諸説ありです…
あしからず、、、


§『おせちの構成?』


これは、何をもって“おせち”か?
みたいなところですかね

正月に食べたら、それはもう“おせち”か?
いえいえ、そういったことはないです

おせちには、ルールがあるんです
日本人大好きな慣習、伝統ってやつです

まずは、おせちに必要な5要素
こちらを確認です

§ 祝い肴
§ 口取り
§ 焼き物
§ 煮物
§ 酢の物

この5つとなります
実は“詰める場所”が決まってます

それぞれ、内容は…


§ 祝い肴

詰める場所:一の重

読んで字の如く、酒の肴です
因みに、一の重は、重箱の一番上の箱です

中身は、つまみなので、
・黒豆
・数の子
・田作り
など、となります


§ 口取り

詰める場所:一の重

こちらは、別名“口取り肴”
そう、こちらも酒のつまみです

じゃ、祝い肴との違いは、
見た目や色が華やかである点だそう

中身は、
・かまぼこ
・栗きんとん
・伊達巻
・昆布巻き
など、となります


§ 焼き物

詰める場所:二の重

縁起のいい魚介類を焼いた料理
こちらが、おせちのメインとなります

色鮮やかな高級食材が、
ここには、よく用いられます

中身は、
・鯛
・鰤
・海老
・蛤
など、となります


§ 煮物

詰める場所:三の重

ここには、煮しめ、煮物を詰める
家内良縁を結ぶという意味だそうです

主には、山の幸が用いられる
色合いは、少々地味になるが滋味深いです

中身は、
・筑前煮
・手綱こんにゃく
・里芋
・午房
・蓮根
など、となります


§ 酢の物

詰める場所:与の重

こちらは、箸休めとなります
そして、日持ちする料理です

昔は、冷蔵庫なんてありませんから、
残しておけるものにしたわけですね

中身は、
・紅白なます
・菊花かぶ
・酢蓮根
など、となります


併せて、この“与の重”
誤字ではありません

四=死 を連想させないため、
こちらの漢字が当てられています

そして、さらに“五の重”もあります
が、その中身は空としておきます

どうゆうことか?というと、
『神様から授かった福を詰めるため』

こんな感じですかね?

奥ゆかしい日本人らしい粋な計らいです
だそうですが、何だか図々しい気もしますね…

『神様に供物として捧げたから』
ってのが、殊勝なような気もしますがね


§『おせち料理の意味』


はい、ここが一番聞かれますね
百貨店、和食屋からしたら、

これがセールスポイントでもある
ざっとですが、確認してみましょう


・黒豆

甘めなので、お子様にも人気

そもそも、黒には邪気払い
そんな意味がありまして、

さらに、黒豆には、
『黒く日焼けするほどマメに働けるように』

江戸では洒落、現代ではオヤジギャグ
そんな意味合いがあるみたいです


・数の子

もう、正月にしか食べないかも?

色合いが、そもそもめでたい色
と、認識されているようで、

さらに、卵の数が多いので、
子孫繁栄の意味合いもあります


・栗きんとん

ダテが見切れおりますが…

これ、きんとんの漢字
『金団』と書きまして、

これから、金銀財宝を意味するそうで、
金運を呼ぶ縁起ものだそうです


・紅白かまぼこ

子どもの頃、これが魚のすり身とは信じてなかった…

赤は、魔除け、白は、清浄
そんな意味があります

さらに、形状が初日の出を模し、
新年に相応しい料理とされています


・伊達巻

今回は、メインです!

これは、巻物を模しているようで、
学業成就、知識蓄積など

学術的な意味合いがあるそう
受験生は、必食ですね


・昆布巻き

こいつの真の旨さは、30歳過ぎないとわからない…

こちらは、有名ですね
『よろこんぶ』語呂合わせです

漢字で『養老昆布』とも書くそうで、
健康長寿の意味合いがあります


・鯛

海外では不人気らしい…

こちらも、有名です
『めでたい』語呂合わせになります

さらに、色も赤いことから、
縁起がいいとされております


・海老

色んなやつらと合わせ技

そもそも、海老は漢字からもわかるように、
長寿を象徴する食材です

背を丸くしていることから、
長寿祈願の意味合いがあります

さらに、目が飛び出ていることから、
『めでたい』という意味もあるそうです


・紅白なます

ちょこっとでもバエるやつ

これは、従前からもわかるように、
色合いが縁起がよく、

さらに、水引を連想させることから、
泰平安寧の意味合いがあります


・蓮根

もしかしたら、穴の数は、パラレルワールドの数かも?

こちらも、有名ですかね?
『将来の見通しがよい』

穴が空いていることから、
そういった意味合いがありますね


§『まとめ』


さて、どうでしたかね?
何か堅苦しいですかね?

現代では、これらに囚われず、
様々なおせちがありますよね?

小生もミシュラン1つ星のおせち
買ってみましたが、ソレとは全然違う!

意味合いみたいなものは、
あったもんではなかったです

ただ、美味しかったですけどね
因みに、ひとつ10万近かった記憶です…

ローストビーフなんて、
もはや定番みたいですね

クリスマスにも食べたでしょ?
って、思いますが、やはり肉ですかね

ただ、大切にしたいことは、
先人は、それほどに考えていた

それも、将来を考えていたんです
子孫繁栄や泰平安寧なんて、その象徴

現代では、それらは叶っているでしょうか?
そういった思い、みなさんあるでしょうか?

先人たちは、なぜ、おせちに、
そういった思いを込めたのでしょう?

それがあったから、
現代まで繋がったのか?

はたまた、無関係なのか?
もはや、誰もわからないことですが、

将来を思う事、これからを担うお子様
このままでいいのでしょうか?

それらを考える機会が、
きっと『正月』なんだと思いますよ


↓ 一応、こちらが順番の次回の内容です


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