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バルセロナでカヴァに圧倒される

こんにちは!わん吉です。

今回は、年末に訪れたバルセロナで虜になった、カヴァ(Cava)のお話をお届けしたいと思います。

カヴァ!


スペインのカヴァ(Cava)とは?

カヴァはスペイン産のスパークリングワインのこと。フランスのシャンパンと同じ製法で作られていて、しかもずっと気軽なお値段で楽しめるうれしいワインです。日本でもちょいちょい見かけますね。

バルセロナのあるカタルーニャ地方が産地で、バルセロナではどのカフェでもタパスバーでもレストランでもカヴァをいただけます。

店に入り、席についたらまず「カヴァをお願いします!」と注文。すると、ウェイターさんがシャンパングラスを持ってきてテーブルに置き、じつになみなみと注いでくれます。

一杯だいたい5ユーロほど。円安の今でも円換算で800円ほどなので、懐にもやさしいです。


カヴァとタパスは相性抜群。おいしくないわけがないマリアージュ

カヴァのアルコール度数は11度くらいで、ワインよりも飲み口が軽く、食事前の一杯にピッタリ。

カヴァは単独でいただくのももちろんおいしいですが、スペイン生まれですから、タパスに合わせた楽しみ方こそ王道でしょう。

バルセロナのタパスバーでいただいたカヴァとタパスの組み合わせを少しご紹介しましょう。スペインのおつまみとの相性は最高でした!

カタルーニャの郷土タパス、トマトソースのトーストとアンチョビとカヴァ
コロッケとカヴァ
カタルーニャの山羊チーズのサラダとカヴァ


カヴァの産地、サン・サドゥルニ・ダノイアへ

バルセロナから郊外電車で1時間。カヴァの産地、サン・サドゥルニ・ダノイア(Sant Sadurni d’Anoia)を訪ねました。この街でスペインのカヴァの8割を生産しているそうです。

駅の目の前に大手ワインメーカーのフレシネ社(Freixenet)がありました。カヴァの世界販売量No.1を誇るブランドです。

街の中心部に向かっていると、道路脇のポールがカヴァのボトルになっているのを発見。おちゃめですね。

街中心部の広場には大きなクリスマスツリーが立ち、ファーマーズマーケットが開催されていました。

地元カフェのグリルサンドイッチと、もちろんカヴァ!


スペインで一番古いワイナリー、コドルニウ社のワイナリーへ

ハイキング気分で歩いて30分。街を外れ、ワイン畑が広がってきました。

糸杉を見ながらさらに歩いていきます。

由緒ある雰囲気の漂うコドルニウ社がありました。創業1551年。1897年からはスペイン王室御用達です。

訪れた12月は、産地といえどもほとんどのワイナリーは休暇中でした。コドルニウ社もお休みかと思いきや、営業中。通用門を通って受付のある右手の建物に入ってみました。

建築家ガウディと並ぶ著名な建築家プッチによる美しい建物です。

ワイナリーツアーに参加する場合は、ここが待合場所とのこと。素晴らしいステンドグラスに美しい曲線の建築はいつまでも見ていられます。

奥のショップへ向かう途中に、タイルを発見。バルセロナを席巻したアールヌーボー文化・モデルニスモのデザインです。

広々としたショップには、カヴァのほか、コドルニウ社が所有するワインの数々、ワイングッズなど盛りだくさん。

ワイナリーツアーは時間が合わず参加できなかったので、カヴァのテイスティングを堪能! ワンランク上の極上カヴァは香り豊かで繊細な味わい。

ワイナリーツアーは事前予約がベスト。コドルニウ社のWebサイトから申込可能とのこと

建物を出るとその奥にはお城のような建物が。オーナー家族が昔住んでいたというお屋敷、現在は1階が素敵なレストランになっていました。

通用門にあったレリーフ。ぶどうの女神様でしょうか?

📍Caves Codorniu コドルニウ社https://maps.app.goo.gl/hPGYRwCgaPWzWXeb6


初めてじっくりと味わったカヴァは、本当においしかったです。シャンパンよりもずっとお手頃にも関わらず、その爽やかさは随一。旅が終わった後も、もっぱらカヴァで乾杯する日が続いています。


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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
こんな感じのおいしい記事をベトナム料理レストラン・ピーフォーさんのコラムに連載しています。ぜひのぞいてみてくださいね!


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