豆塚エリ(まめん)
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別府市 "太陽のうた" 〜We are you〜
別府市の公式PR動画に出演しました!「障がいの有無・性別・世代・国籍に関わらずすべての人にむけておもてなしを届けたい」バリアのない観光都市別府へ♨️ これから市の公式HPへの掲載、庁舎正面玄関ロビーでの放映などを行い、広く情報発信していくとのことです。 歌名:太陽のうた 作詞:別府市民・清川進也 作曲:清川進也 歌手:永山マキ (http://www.iima-music.com/news.htm) 制作:別府市 プレスリリースに寄せて文章書きました。以下↓ 別府に暮らし始めてちょうど10年になります。 10年前、当時女子高生だった私は生きづらさから自殺未遂をして重度障害者になって、もといた家に住めなくなり、学校はやめざるを得なくなり、うちにはお金もなくて、にっちもさっちもいかない状況でした。そんな私を救ってくれたのが別府の街の人たちでした。 彼らはよそ者だった私をあたたかく迎え入れてくれて癒やしてくれました。車椅子の私のために協力して温泉に入れてくれ、住める家を探し、私に出来る仕事も与えてくれました。別府は、源泉かけ流し、湧いても湧いても次々溢れてくるアツアツの別府温泉のような豊かな人情の街です。 だから私は別府市民になることを決めました。私もそんな街の人になりたい、助けてもらったように、私も誰かをあたたかく迎え入れたいと思ったのです。それは10年経っても変わらず、街の人たちに助けられ、私もちょっぴり役に立ちながら(?)楽しく暮らしています。 ところが今、観光都市である別府はコロナで苦しめられています。別府では働く人の9割近くが宿泊業や飲食業を含むサービス業に従事しています。町の人達の暮らしはひっぱくし青息吐息です。ソーシャルディスタンスは孤立感も深めます。精神的にも追い詰められ、不安でいっぱいです。こんな私でもなにか出来ることはないか、と思っていた矢先に、このPR動画のお話が。別府への恩返しの気持ちで出演を決めました。いつかこの街の人たちに「独りじゃないよ」と救われました。だから私も言いたい。独りじゃないよ。皆で助け合ってなんとかやっていこう。そんな思いが伝わる動画になっていることを願います。 最後に市長をはじめ市民の皆様、このような恩返しの機会を与えてくださってありがとうございます。なかなか綺麗事だけじゃどうしようもない世の中だけど、それでも理想を持ってやっていきたいものです。こんな時だからこそ、別府が市民もお客様も誰一人取り残さない、ユニバーサルな街になるように、市政も今まで以上に支援してください。
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