資産○○億円の仕事術 vol.24 プロジェクトマネジメント実務 QCDのD(デリバリー)の達成に向けた心得
"どんなキャリア選択においても"自分の強み"を意識すべき”
これは、私が職場で出会った資産○○億円を稼いだ、元外資コンサルパートナーに教えてもらったことです。
自分の仕事スキルを伸ばすには、「いかにすごい人と一緒に仕事をする」かが一番だと思います。
その時に、その人の考え方や、マインドセットを自分のものにしてしまうのです。私は、その人と出会えたことによって、自分の仕事に対するマインドセットを大きく変えることができました。仕事に"楽"はありませんが、常にワクワクしながら向き合っています。
「そもそも、どうして外資コンサルティングのパートナーまで残ろうと思ったのですか?」
『それは、社内に"目標となる人"がいたからだ。この人みたいになれるのであれば、自分はこの仕事を続けていきたいと思った。それに加えて、この仕事が自分に合っていると思った。そういった"納得感"は重要だ。』
『これは、就活生や社会人にもいえることだが、そもそも"やりたいこと"というのは簡単に見つかるものではない。"やりたいことが見つからない"根本理由は、自分の中にある。"軸"だ。"やりたいこと"は今自分がもっている価値観の中から見つけていく必要がある。それは、社会との関わりでやりがいを感じた瞬間ともいえる。これは、自分と向き合わない限り、明確にすることはできない。』
「なるほど、それでは、"やりたいことができずに転職したい"といった場合はどうすればいいのでしょうか?」
『まず、今おかれている環境で"本当にそれはできないのか?"は検討すべきだ。』
『よく転職したい理由は2パターンに分かれる。「①今いる状況が不安」なケース。「②やりたいことを追求して次のステップに進みたい」ケースだ。』
『いいか、今から厳しいことを言う。「①」のパターンは、「不安」というわからないことを放置している"怠惰"な状態だ。そんな中途半端な気持ちでは、自社、そして、転職先でも上手くいくとは言い難い。』
『そして、「②やりたいこと」は、"自分の強み"を中心に決めていくべきである。それは、相対的な自分の特徴である。そのやりたいことの背景に"文脈"があれば、人は希少価値を感じる。そこに、自分が、"納得性と一貫性"とともに、自信を持てるかが重要だ。』
『いずれにしろ、"中途半端"が一番いけない。目標達成に向かって、常に頑張るんだ。そのために、この"仕事術"は君の生涯にわたる"資産"になる。』
「なるほど、とてもいい話が聞けました。モチベーションが上がったところで、次の"仕事術"を教えてください!」
(全体でvol.30.を想定してます。こちらを読むにはマガジンをオススメします)
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『プロジェクトマネジメント実務におけるQCDの3つ目、「D(デリバリー)の達成」に向けた心得を伝える。早速本題に入る。』
『納期に余裕のあるケースは少ないので、基本的には余計な作業をいかに減らすかが重要。売り上げを減らさず、スコープの絞り込みをすることは、効果が大きい。』
『Q(クオリティ)を無視しての作業は意味がないので、Q(クオリティ)の確保のために最低限必要となる期間を確保することもプロジェクトマネージャーには求められる。その際は、プロジェクトを受注するまでの議論の中で、顧客との合意を得ておく必要がある。それでも時間をさらに圧縮しなければいけない場合は、専門家を呼ぶなど検討する。』
『D(デリバリー)の遅れは、ほとんどの場合のC(コスト)の増加につながるので、最後にあわてないための日頃の管理を徹底すること。そのために、以下の状況はすぐ把握できるようにする。「マイルストーンのクリア状況」、「そのタスクが終わったか、終わっていないか」「あとどのくらいでそのタスクが終わるか」「協力会社などの納品物のレビュー」』
『協力会社へは、見積もり依頼の段階から、提案書や契約書は内容を十分吟味すること。』
『何が約束の中身なのか、どこまで自分の期待することが含まれているのか、といった観点で、人任せではなく自分の目で確認すること。』
『計画の破綻が明らかになったら、善後策の検討は出来るだけ早く顧客と行うこと。』
『顧客にとっての致命傷をいかに避けるかは、その後の関係性に大きく影響する。顧客にとっての"びっくり"が起こらないように、早い段階からの情報共有の仕組みを確立しておくこと。』
『今回は以上になる。』