資産○○億円の仕事術 vol.19 物事が上手く進む 熟練コミュニケーションの技法 "○○をしてもらう"(3/4)
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"世の中に課題が存在する限り、ビジネスは続いていく”
新型コロナウイルスの状況で期待されている治療薬"アビガン"も、課題を想定した企業経営の先見の明がなければ、とうの昔に投資がストップしていたかもしれません。
"今や、ビジネス(=仕事)とは、終わりのない課題解決のプロセスを通じて、人生を充実させるための手段として捉え直されている"
これは、私がその人の考え方に触れて思ったことです。
自分の仕事スキルを伸ばすには、「いかにすごい人と一緒に仕事をする」かが一番だと思います。
その時に、その人の考え方や、マインドセットを自分のものにしてしまうのです。私は、その人と出会えたことによって、自分の仕事に対するマインドセットを大きく変えることができました。仕事に"楽"はありませんが、常にワクワクしながら向き合っています。
(私自身、その経験から、"人材育成"というテーマに非常に関心をもち始めています)
『mameka、企業の存在意義はなんだと思う?』
「株式を出資してくれた株主にリターンを返すこと、そこで働く従業員の生活を保障することでしょうか?」
『まあ、20点だな。いいか、"企業とは、世の中の課題を解決するために存在する"。それも個人で解決できないレベルの大きな課題だ。社会課題と言い換えてもいいだろう。そして、本来企業は、株主だけのものでもないし、従業員だけのものでもない。よく金融市場が発展している米国なんかでは、株主至上主義の風潮がある。そして、欧州では、人権意識の高まりから、労働者至上主義の流れがある。社会の仕組みによって、人々が捉えている企業の存在意義が異なる。』
「何だか、難しい話ですね。そしたら、日本はどうなんですか?」
『それは、君自身が、仕事経験を通じて見出すんだ。あと、1つだけ伝えさせて欲しい。これから、日本は、少子化による人口減少で、経済成長が見えてこないと思われがちだが、実は日本は世界でも有数の"課題大国"でもある。"ビジネスの大きさは課題の大きさに比例する"ので、ここを上手く捉えれば、ピンチをチャンスに変えられる。もっとも、これからは、"個"の時代だ。仕事における課題解決を通じて、人生を楽しむのも大事だ。』
「なるほど、仕事のスキルを身につけることが人生の充実に繋がるのですね。続きの仕事術を教えてください!」
(大体vol.10.を想定してます。こちらを読むにはマガジンをオススメします)
『世の中は"違い"だらけだ。文脈、経験、文化、育ち、目指すところ、そして、忙しさや思い込みがさらにコミュニケーションを複雑にする。』
『多くの人は、「指示した」「伝えたはず」「理解されたと思った」「理解したつもりだった」「そう思っていた」「自分のコミュニケーションスキルは高いはず」という。』
『今から伝えるのは、いかなるケースでも使えるパターンだ。』
「はい。」
『ここでは、私が大事にしているコミュニケーションの技法を4つ紹介する。mamekaは仕事でコミュニケーションが上手くいっているときはどういうときだ?』
「お客様がいっていることが全部理解できているときですかね?」
『それは、お客様にとっても同じことがいえる。今回は、4つのうちの3つ目、「③理解をしてもらう」ことについて教える。まず、社内とお客様の両方に当てはまることを教える。』
『コミュニケーションでは、相手が、自分の伝えている意図を正確に理解したことを確認する必要がある。そのためには、相手の目線や頷き具合などの"顔"を見ることが大事だ。後は、相手の理解度に応じて、出来るだけ"やさしい"言葉で話す。』
『他には、「正確性とスピード」もその人の理解度に影響を与える。』
『「正確性とスピード」を確保するために重要なポイントを4つ述べる。
「①定常でコミュニケーションをとる機会を確保しておく」
「②状況や課題を共有する際に、事実と可能性を含む話を切り分ける(正確な情報を提供する)」
「③普段から自分の立ち振る舞いに筋が通っている」
「④情報の提示を最低限にする」ことが大事だ。』
『「③」に関しては、安定的に繰り返されるメッセージには、皆が期待通りに反応するようになることが理由だ。もう1つ付け加えると、「会社はこういうけど、俺はこう思う」といったメッセージは違和感を与えるので、極力避けるべき。特にあなたが、"上司に対して弱い"という姿は、部下はよく見ているので気をつけるように。』
『「④」に関しては、人は話がコロコロ変わるとモチベーションが下がる。話をシンプルにすることによって、そのテーマに対して考える余裕をもてる。』
『最後に、お客様に理解してもらうためには、「相手がアクションをとれて、判断を下せる話」まで落としてから、伝えること。影響の分析と対応方針を合わせて説明する。ここでは、会議などで報告形式にするのか、別ルートで個別相談という形で伝えるのかはよく判断すべし。』
「今まで自分の話をいかに主張するかに終始してたので参考になります。。」