ひきこもり、不登校についての講演会へ行って来ました。
ひきこもり、不登校の当事者やその家族の葛藤や現状などを知るために講演会へ行きました。
リアルな悩みを聞いて、甘えと学校を休むことや部屋から出てこない事を受け入れる勇気で悩む気持ちに首がもげそうな程「分かる~!」と、はげしく共感しました。
共通点
不登校やひきこもりになりやすい子供達の共通点は、優しくて真面目で頑張り屋さんな子が多く、何年も前に起こった学校や社会での、散々嫌な思いや人間関係でトラブルになった出来事を思い出して、フラッシュバックが起こり突然学校へ行けなくなったり、外へ出ることはおろか部屋からも出れなくなり家族とも会話することや食べる気力も無くなってしまい、最悪なケースだと衰弱死してしまうこともあるのだそうです。
学校を休みことや仕事へ行けなくなり家にずっといることに罪悪感が生まれ「家族に迷惑をかけてしまう」「贅沢してはいけない」「何もしてない自分は、お金がかからないような食事をしないと」など、優しい性格が裏目に出る思考になってしまうこともあるそうです。
当事者は、学校や社会で傷つかないために家にひきこもって、自分の命を守ってる状態なので、生きることを諦めていない証なんだそうです。
家庭によって事情が様々なので、原因は本人の捉え方次第。いつどういう理由で不登校やひきこもりになってしまうかわからないので「明日は我が身」だという気持ちをもち、このような現状を知ることは絶対必要だなと感じました。
もし、そのような事が起こったら、、、
学校へ行きたくない気持ち、外へ出れなくなった理由を家族や話しやすい相手が受け入れて耳を傾けてあげないことには、何も解決しないということを言われてました。
ゆっくり、時間を取って諦めずに当事者本人と向き合うことが大切なんだと感じました。
情けないの極み
講演会の告知は、あまり広い範囲ではしてなかったようで、一般で参加していたのは私とお友達の2人だけでした。
当事者家族以外の人達にも聞いてもらいたかったです。
プライバシーもあるかもしれないけど、社会ではまだまだ不登校やひきこもりに対して冷たいし、甘えとか根性なしとか思われているから今日みたいな講演聞いて、凝り固まった頭と古い価値観をぶっ壊してほしいなと思った。
市内の民生委員の方達が熱心に聞いてて、首がもげるほど頷いてる方もいて、私よりだいぶ歳上の60代〜70代近い人達が当事者や当事者家族に寄り添うために、考え方をアップデートしようとしてるのに、今まさに子育て中の私達世代(当事者家族以外)の人達が、甘えそうだから根性で行かせる、自分は学校休ませる勇気ない、学校行ってもらわないと仕事に行けない(保育園のような感覚で学校に行かせる)。などを今だに言ってるのを聞くので、講演会に参加している人達に年配の方が多く参加していたこと、子育て世代の参加が少なかったことが情けなくて仕方なかった。
ギリギリの精神で子育てしているリアルな話を聞いて、この現状を知って欲しかったです。
告知の範囲が狭かったとしても、アンテナを張っていれば届く情報なんです。一回でも検索すれば、自動で関連情報が頼んでもないのに流れてくる時代なのに、、、忙しいでは済まされないほど大きな問題なんです。
もっと危機感を持って欲しい。
当事者家族が参加してると難しいかもしれないけど、学校の先生にも聞いてもらいたかったです。先生たちも無駄な仕事が多くて大変でしょうけど、理解者が増えてくれるとうれしいです。
あと、影響力が大きい方達の「関心の低さ」には、情けないの極みでしかないです。講演会があることを知らなかったでは通用しません、、、常に自ら足を運び、今何が起こっているのか耳を傾ける仕事をやってるはずのに。 それが民生委員の仕事だから任せてる。とかの感覚でいるのかなと思うと震えます、、、
民生委員さんの姿勢に脱帽
私の地区の民生委員さんは、会うと笑顔で話かけてくれて、ものすごく親身で今日の講演会にも来ていたので、その親身さに納得でした。
娘が一時的に不登校になった時や気持ちが不安定な息子の事も理解して気遣ってくれました。
市内の民生委員さん達は、いろんな社会問題について学ぶために講習会へ参加をされているそうです。
ちなみに、先月はヤングケアラーについて学んだようです。
今回の講演会にも熱心に耳を傾ける姿には、脱帽でした。
当事者に我が子ように親身に寄り添って、日々話を聞いて支援を行っているようで、当事者の悩みの内容がものすごく重くても決して背くことなく正面で受け止めて、どうしたら本人が安心するのか日々悩みながらも対応している民生委員さんもいて、この空間に居れて良かったと色んな方達に感謝でした。
社会は、まだまだ厳しい
一時的に娘が学校に行けなくなり、初めて不登校の当事者家族になって体験したのが「とてつもない孤独感」でした。
話が重すぎるので、誰にでも打ち明けることも出来ない声もかかってこない、学校から毎日電話がかかってくるのを、子供を守るため気立に対応する日々。板挟みの毎日でした。
これでいいのだろうか、甘えてるのか、甘やかしてるのか、この先どうしようかな、家で過ごしている間に少しでも勉強させたほうがいいのかな。悩みはエンドレスに続く。
宗教みたいなものに頼って、ただただ祈るばかりの家族がいるのも納得の状況になるんです。
今は学校行ってるけど、また何が起こるかわからない。
娘がいつでも休むことを選択した時が来たときは、話しやすい環境とか娘の気持ちを尊重してあげたいです。
優しくて真面目な性格の子ほど、色んな人達に心無いことを言われたりする機会が多く、自分が言われてなくても友達が傷つけられた場面を見ただけで自分ごとのように受け止めて傷つきます。
思いやりが足りない社会を一生懸命生き抜いているんです。
(生き抜いているというか、生き抜いてやってるんだと私は思います)
社会の考えがまだまだ古くて、不登校の当事者家族は、学校は頑張って行くべきと考える学校の先生の間に挟まれて、毎日モヤモヤしている。
家庭環境が悪いからじゃないのか、甘えてるとか、根性が足りないからだ。とかまだまだそう思ってる人が多い。
当事者は、社会で傷つかないために家にひきこもって、自分の命を守ってる状態だと思う。
それだけ社会はまだまだ厳しい。
考え方が変われば選択肢も増える
最近は、自宅で勉強することが向いてる子供達のためのオンラインスクールが増えてきています。学校では教わらない内容を楽しみながら勉強が出来るようで、オンラインスクールや県内の通信制の学校を進学先に選択の一つとして視野に入れています。
普通校が適応できないかもしれないので、少し変わった学校も調べて何が起こっても大丈夫なように、娘の気持ち優先で話が聞けるように準備中です。
学校に登校出来なくても勉強が出来ることを知る事が大事だと思います。
我が子が道を外れることを恐れずに、受け止めてあげること。受け止めてあげるには、どんな学びの場があるのかを把握することで選択肢の幅が広がります。
あとは、適応出来る子供達と比べずに本人のペースで進めていくことが大切なんだと思います。
まず先に始める事
もし、不登校やひきこもりになった時にまずは、慌てないこと。
原因や理由を本人のペースを尊重して一緒に考える。
信頼関係もすごく重要だと経験しました。
味方になってあげて、良き理解者になること。
娘が学校へ突然行かなくなった時は、体力の消耗が激しくてほとんど寝て過ごしていた日々が続きました。とても疲れた様子でとにかく眠かったようです。元気な頃のようには食事もとってくれませんでした。
何日も寝て過ごすことが続いていた時に、ふと娘の顔を見ると生きる気力が感じられない顔をしていました。
これは、マズイと危機感を感じて寝たきり状態をちょっと辛いかもしれないけど、規則正しい生活習慣に戻してあげないといけないと思い、朝はなるべく早い時間に起こしてリビングに連れてきて、陽の当たる窓辺に娘を置く。
繊細な植物のようでした。
規則正しい生活に戻していると、娘は工作が好きなので毎日時間を忘れて動画を見ながら工作を続けていき、自分のやりたいことに没頭していきました。
その姿は、とても生き生きとしていて、あの生きる気力のない顔はどこかへ消えていました。
もう笑顔でいてくれたら充分だ。と考え方が変わりました。
それから、回復してきたので時々、息子が在籍している支援学級の方できょうだいで一緒に過ごして、勉強以外の授業を楽しんで過ごしました。
そのおかげで、自信がつき家族の会話も増えました。
私も家族と過ごす時間を優先して、仕事を勝手にセーブしてます。
何事にも新しいことを取り入れるには勇気がいりますが、視野は広がるし、新しい出会いもあります。
私たち子育て世代は、他にも学ぶことがたくさん控えていて大変な年代なんですが、新しいことを学ぶ姿勢を子供達に見せることは、とって良いことなんだそうです。
我が子の良き理解者でありたいなら学ぶしかないです。
それぞれのやり方で学んで、良き理解者になってあげたら良いと思います。
この現状を知ってくれる人が少しでも増えてくれることを願っています。めちゃくちゃ殴り書きで雑で読みにくかったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございます。