誰かに選ばれるために好き嫌いを無くす
「お残しは許しまへんで~」
言わずと知れたアニメ”忍たま乱太郎”に出てくる食堂のおばちゃんの言葉である。
”食べものを残さないこと”
”なんでも好き嫌いなく食べること”
誰もが小さいころから聞かされてきたのではないだろうか?
今回は”食べ物を残さないことの効果”について新しい気づきを得たので書いていきたいと思う。
・満遍なく栄養を採るためになんでも食べる
私は小さい頃から食べず嫌いを無くすように、なんでも食べるようにと耳にタコができるほど聞かされた。目的は”栄養を偏らないようにすること”だと思っていた。
野暮ったいほど愚直だった私はなんでも食べて満遍なく栄養を採るようにした。あまり得意でない茄子やレバーといった食材も親に言われたとおりに嫌々食べた。
大人になってお酒が飲めるようになると食の好みが変わり、子どものころ苦手だったものが食べられるようになった。茄子も美味しいと感じられるようになり、このとき初めて「好き嫌いなく食べてきてよかった・・・」と親に感謝した。
”食の好みを広げること”
”栄養を満遍なくとること”
この二点が好き嫌いを無くすことの効果なのだと思った。
しかし、最近になって異なる観点から新たな効果を見つけることができた。
・好き嫌いを無くすことは自分を選んでもらうこと
先日、友人が長年付き合った恋人と別れる決心をしたとの連絡があった。理由を聞くと、”食の好みが合わない”とのことだった。
友人は好き嫌いなくなんでも食べるが、恋人は食べられないもの(アレルギーではなく、嫌いで食べられないもの)がとても多いのだそうだ。食事をするときも相手を気遣って苦手なものが入っていない料理を頼まなければならず、友人はとても苦労していた。
そんな二人は少しずつ距離ができてしまい、最終的に別れることにしたそうだ。食の好みだけが別れる原因ではないのだろうが、食が合わないことがその一因となったのは確かだと思う。
私はこのことから以下のことを学んだ。
”好き嫌いを無くすことは自分の行動の選択肢を増やすこと”
”好き嫌いを無くすことは相手から選ばれる可能性を高めること”
人間は社会的な生き物であり、他人と付き合わずにはいられない。
好き嫌いを無くすことで食事や様々な場面での行動の選択肢が増える。それだけでなく、自分がいろいろな場面で選んでもらえる可能性が高くなる。
そして、これは食だけでなくいろんなシーンにも当てはまることだと思った。人に対して、仕事に対して、考え方に対して、嫌いなものを増やすことは自分の選択肢を狭め、相手から選ばれる可能性を小さくする。
日々過ごしていくなかで、こんなことを頭に置いて生活していきたいと思った。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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