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【ウズベキスタン🇺🇿#3】25ヶ国旅したOLが最も沼った、日本人が愛すべき国

📌まずはじめに:ウズベキスタン、知ってる?

日本では馴染みがない国、ウズベキスタン🇺🇿。

ウズベキスタンを旅行したよーと周りに言うと、
こんな反応ばかり。

「どこにあるんだっけ?」
「治安悪いんじゃない?」
「何が有名?」
「...ウズベキスタン!?」

...ですよねー。

私もつい最近まで、ウズベキスタンはぶっちゃけ名前くらいしか知らなかった。

📌序章:ウズベキスタンは突然に

そんなウズベキスタンとの出会いは突然やってきた。

2024年7月6日の朝。

いつも通り旅番組の旅サラダをぼんやり眺めていたら、
今まで見たことがない美しい青色が目に飛び込んできた。

実物は数百倍美しい

美しい青色の呼び名は、サマルカンドブルー。

...世界はまだ見たことない景色で溢れている。

そう思い知らされた私は、サマルカンドブルー見たさで、ウズベキスタンに赴いた。

📌本題:サマルカンドブルーを凌駕する衝撃の出会い

結論、サマルカンドブルーは本当に良かった。

しかし、サマルカンドブルーより心に残ったものがある。
それは、ウズベキスタン人の日本への愛と敬意。

以下、約3日のウズベキスタン滞在で起こったエピソードたち。

一瞬一瞬が愛おしくて、嬉しくて、心が温かくなった幸せな時間だったから、
いつまでも思い出せるように詳細にnoteに記しておこうと決めた。

📎観光地編

🩵写真大好きな子どもたち
シャーヒ・ズィンダ廟群にあるお土産屋さんで買い物していると、外から視線を感じた。
見てみると小学生くらいの子ども数人。すごくこっちを見てくる。

まあすぐに見飽きていなくなるでしょ、と軽く考えていたら、なんとお店に入って近づいてきた。

若干警戒しつつ目線を合わせたら、
皆もじもじしながら、でも1人がすごく意を決した感じで、スマホを見せて写真を一緒に撮ろうの仕草をしてきた。

日本人が珍しく、純粋に写真を撮りたいらしい。
お土産屋の店員さんが苦笑いしながら教えてくれた。

他にも観光客がいる中で日本人ご指名ならば、と1枚写真を撮ってからお土産屋さんの外に出ると、

噂を聞きつけたのか遠目で見ていたのか、
最初いなかったはずの子どもたちも「これはいけるぞー!」と次から次へて増えて、
気づいたら写真待ちの列が(笑)

なんだこの芸能人並みの盛り上がりは。

子どもたちに囲まれ、奪い合うように次から次へと一緒に写真を撮られて、
なんならリピーターもいて笑、
撮ったあと嬉しそうな笑顔を見せてきて、
可愛ええええ!!!!!

わちゃわちゃのせいで観光に全然身が入らなかったけどね!笑

この「写真撮って!」ムーブメント、
その後も至る場所で頻発し、小慣れてきたせいで最終日は多分キメ顔で映っている。

お土産屋で買った細密画
ベテラン職人は数日で作り上げるらしい
す、すごい…
シャーヒ・ズィンダ廟群
これ全部お墓って…美しすぎる…

🩵日本語を知っている子どもたち
グーリ・アミール廟に到着すると、少し遠めに小学生くらいの子どもの集団がいて、こちらに気づき手を振ってきた。

笑顔で振り返すと、なんと「Konnichiwa!」と叫んできた。日本語知ってるの?!

嬉しいサプライズにほっこりしながら、
こちらも「こんにちは!」と叫び返すと、
なんときゃーきゃー言いながら大喜び。

なんだこのアイドル並みの盛り上がりは。

グーリ・アミール廟
こちらもお墓…

🩵チケット売り場の窓口のおじさま
レギスタン広場のチケット売り場にて。おじさまが淡々とチケットを渡している中で、自分の番で徐に「Where are you from?」。
Japanと答えると、「konnichiwa」と微笑んでくれた。

レギスタン広場
超有名スポットにもかかわらず
良くも悪くも人がおらずストレスフリーで楽しめた

🩵逆ナン!?女の子
日本人男性に朗報(?)、ウズベキスタンでモテます。

旦那が女の子から握手を求められたり、私がトイレに行って1人でいる間に女の子から話しかけられたりと、モテ期到来。

旦那が「ほんと良い国だね」とにこにこしながら言っていた(笑)

The eternal City

📎スーパーマーケット編

🩵kawaii女の子2人組
キャンドルを眺めながら「可愛い〜!」と言ったら、近くにいた女の子2人組が「kawaii!」と声をかけてきた。

どうやら女の子の1人がお誕生日のようで、お祝いのキャンドルを探していたらしい。

kawaiiの世界進出、凄まじい。

その後も何度かスーパーですれ違うたびに笑顔で手を振ってきてくれてほっこり。

big sizeの品々を見て
海外にいることを実感

📎タクシー編

🩵日本の車を知っているタクシー運転手のおじさま
サマルカンド駅からホテルに向かう際のタクシーで、街並みを興味津々で眺めていると、近くを走っていた車を指差して「TOYOTA」とにこにこしながら教えてくれた。

英語はほぼ喋れなさそうだったけど、単語レベルで日本の知っている地名を言ってくれたりして和やかな時間だった。

それにしてもTOYOTA、何ヶ国進出してるんだ...!?

🩵アニメ好きなタクシー運転手のお兄さん
タクシーに乗車すると、モニターに日本のアニメが。

運転手のお兄さん、日本のアニメ好きなのだろうか?運転中ずっと流れていた。
アニメ好きには天国のような職場環境。

ANIME

📎レストラン編

🩵日本に行く予定の店員のお兄さん
近々日本に行くんだ!と話しかけてくれた店員のお兄さん。

その後近くにいた店員仲間の人に、「日本人」という単語(だけ分かった)を交えながら何かを話し、仲間の人が「良かったじゃん!」みたいな感じで笑顔で肩を組んでいた。
日本人と話せたよ〜!みたいな感じの話をしていたのかな。

食べ終わった時には、お兄さんが英語をあまり喋れないにもかかわらず、味の感想を聞きに来てくれた。

ウズベキスタン名物料理のプロフ
海外で食べたものの中でトップレベルで好きだった

🩵アニメ大好きな店員のお兄さん
ほぼ英語が分からなそうだったけど、終始頑張ってオーダーを聞いてくれたり、おすすめを教えててくれた店員のお兄さん。

注文したごはんを一通り食べ終わったところで、テーブルにやってきて何かを翻訳アプリに打ち込み始めた。

見せてくれた画面には、日本のアニメが好きの文字が。出た!再びANIME!!

一緒にいた旦那がアニメ好きで、好きなアニメの話で盛り上がったところで、写真を撮りたいと言われ記念撮影。

日本のカルチャーがこんなにも浸透しているとは。

世界はまだ食べたことがない美食で溢れている


🩵日本企業とビジネスしているイケおじ
ディナーでふらっと入った、ホテルの地下にあるレストラン。

着いて早々、バースデーパーティー中のイケおじ集団に声をかけていただく。

おじさまたちがウェイターの制止をガン無視して笑、
ほら座って一緒に飲もうぜ!と半ば強引に自分たちのテーブルに引き込み、ワインやらお肉やらを注文してくれ、熱烈な歓迎を受けた。

どうやら日本企業(東洋〜と言っていた、多分機械系)と取引があるらしく、日本にも行ったことがあるとのこと。
日本での写真を嬉しそうに見せてくれた。

ウズベキスタンと日本でビジネスがあったとは...!

ちなみにおじさま集団にいたレストランの部長さん?は、日本に留学経験があり、日本語堪能だった。

ホテルも安心して泊まってね!とのこと。

サマルカンドワイン
安くて美味しくて2日間で2本分飲んだ

📎タシュケント空港編

🩵入国審査のおじさま
パスポートを見せるまでは無愛想だったのに、パスポートを返却してゲートを開けてくれる時にいきなり笑顔になって「konnichiwa」と挨拶してくれた。

🩵出国審査のお兄さん
ずっと真顔で仕事をしており、順番がまわってきたところで「Where are you from?」の質問。

Japan、と答えながら、
旅行にしては短い滞在なのと、ウズベキスタンの次にインドに行く予定だったから、色々突っ込まれるか?!と身構えた瞬間、

「Did you Like Uzbekistan?」と満面の笑顔で聞いてきた。え!?

予想外の質問に動揺して辿々しい英語になってしまったが、大好きだった!!とこちらも満面の笑顔で答えた。

🩵免税店の店員のお兄さん
ニーハオと挨拶してきたお兄さん。
アジア人差別的な悪意ある感じではなかったからいったん流して一言二言英語で会話していたら、

おもむろに「Excuse me, where are you from?」の質問。

Japanと答えると「Konnichiwa」と改めて挨拶し直してくれた。礼儀正しい...!

ウズベキスタンでの「こんにちは」の認知度、下手したらHello超えてそう。(英語はほぼ通じなかった)

タシュケントの夜景
ヒルトンホテルのルーフトップバーにて

📎番外編:ウズベキスタン人との会話

サマルカンドを案内してくれたウズベキスタン人の友達と会話していたときに、彼女が言った何気ない一言。

「日本人、韓国人、中国人は、たしかに見た目は似てるかもしれないけど、やっぱり違うよ。(ちゃんと見てれば)分かるよ。」

今まで行った多くの外国では、アジア人=中国人と一方的かつ短絡的に(気持ちは分からなくもない)、
さらにひどい時はやや悪意を持って括られ、ニーハオニーハオばかり言われてきた(もちろん全員がそういうわけではない)。

そんな中で、この友人はじめ、ウズベキスタンの人たちは、差別的な見方を一切しないし、相手の出身国(アイデンティティ)をリスペクトする気持ちが随所で感じられて、すごく心を打たれた。感動した。

📌まとめ:だから私はウズベキスタンに沼った

ふー、思い出エピソード大放出してすっきりした。

海外経験が豊富な人にとっては、どのエピソードも「あーそんなこともたまにあるよね」くらいの、そんなにパンチがないものだと思う。

でも、この全部のエピソードがたった3日の中で、しかも日本では馴染みがない国で起こったら?

私は率直に、ポジティブ、ネガティブ2つの感情が湧き起こった。

①嬉しい。
こんなに日本人にリスペクトを持って接してくれたり、日本語で挨拶してくれる国、他にないのでは?

日本人というアイデンティティを誇りに思えた瞬間が、わずか3日の間に数えきれないくらいあった。


ウズベキスタンは文化も歴史も全く違う、完全に異国の地と思っていたが、
ウズベキスタンの人たちの相手へのリスペクトや礼儀正しさ、面倒見の良さは、どこか日本人にも通じるところがあって、何かご縁を感じずにはいられなかった。

②恥ずかしい。
こんなにも日本人を歓迎してくれるウズベキスタンを、今まで知らずに生きてきたことが悔しいし悲しいし、
25ヶ国旅して世界を十分知った気でいた自分が恥ずかしくなった。

まだ知らない、見たことがない世界の余白を追い求めたい。そんな原点回帰の想いに至らされた旅だった。


ウズベキスタンでの時間を思い返せば思い返すほど、ウズベキスタンを再訪する日や、国を越えた交流への想いが募るばかり。

こうして私はウズベキスタンに沼っていったのだった...
🇺🇿

#ハマった沼を語らせて

📌最後に勝手な考察:なぜこんなにも日本は愛されているのか?

知り得た情報での推測だが、首都タシュケントにあるナヴォイ劇場の存在が大きいかと。

この劇場は、第二次世界大戦後にシベリア抑留捕虜となった日本兵が送られてきて建設に従事したもの。
懸命に働く日本人の姿にウズベキスタンの人たちは心打たれたらしい。

その後、1966年にタシケント大地震が発生した際に町は壊滅的な打撃を受けるが、劇場は壊れず避難場所として利用された歴史も。

これに感謝の念を抱いたウズベク人が、日本人墓地(周辺には1000本の桜)を造ったり、劇場の外に日本兵の功績をたたえるレリーフを設置したとのこと。

...これ、映画化して未来永劫語り継いでほしすぎる良い話。
初めて知った時、思わずうるっとしたもん。

日本との友好の象徴と言っても過言ではないこの劇場の存在によって、
ウズベキスタンの人たちが日本に良い印象を抱いてくれているのかな、なんて。

有識者の方、ぜひ教えてください。

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