安心すると動き出す『こころ』
『ひきこもりVOICE STATION』の全国6都市で開催される全国キャラバンをご存知ですか?
先週土曜日、全国キャラバンIN山口が開催されました。
テーマは「今わたしにできること-安心できる第三者の力-」
わたしもモデレーターとして参加してきましたが、このような大きなイベントでお話することは初めてだったわたし。。。
不安と緊張にガチガチになりながら会場に到着。
「あっ!○○さん!」
打ち合わせはオンライン。初めて会った担当者さん達の優しい笑顔!!
ほっと一息癒やされる。
<安心できる第三者>の笑顔はわたしに安心感をくれました。
暫くすると他のパネリストさんも続々と到着。
会場を下見してお弁当を食べてその時を待つ。
「緊張しますよねぇ」ドキドキを分かってくれる。
<安心できる第三者>の共感はわたしに勇気をくれました。
3名のパネリストさん達のディスカッション。
事前の打ち合わせもありました。
当日の流れの書いてある資料も手元にありました。
それなのに!
ちゃんと『こころ』は動くのです。
会場に来られた参加者の皆さんとオンライン視聴されている皆さん。
ちゃんと一緒にこの『場』を創っているのです。
その想いを受け取りながら。。。
わたしの『こころ』も動くのです。
パネリストの元当事者さん。
彼の勇気に会場の皆さんが息をのむ。
体験談の1つ1つを実感を込め率直に話してくれるその姿勢。
みなが彼の変化を我が事のように喜んでいく。
温かい空気に包まれていく。
パネリストの元ご家族。
支援者である日頃の彼女の安定感はこの体験から来ていたのかと合点がいく。何と素敵で心強い支援者さんなんだろうかと感心する。
「人との間で傷付くけれども人との間で元気をもらう」
そんな彼女の発言は自身の体験からの言葉だからあんなに説得力を感じたのかもしれないとはっとした。
パネリストの支援者さん。
当事者さんだけでなく、地域住民である一般のサポーターさんの存在やその力にも目を向けて気づくことのできる。
「何もせずそこに居てくれるだけで、社会性を育んでくれる」
そんな風に認めてもらえるサポーターさんはどんなに幸せだろうか。
わたしが一番印象に残っているのは、元当事者さんの体験談。
困って頭が真っ白になった場面。
一期一会の第三者であるお客さんのおばあちゃん
「焦らなくてもいいんよ」
あったかい声をかけてもらった温かい記憶。
その後、繋がり続けることを止めなかった彼は、今こうして沢山人達と繋がりあえている。
大切な大切な『結び目』となったおばあちゃんの言葉。
『ひきこもり』は何か特別な誰かの話ではなく、わたし達誰もに起こりうる状態。
人が。社会が。安全だと感じられなくなった時に人は立ちすくむ。
前にも後ろにも横にも動けない苦しさをやり過ごす。
誰しもが安心して生活できる社会。
安心して立ち止まれる。
安心して一歩前に進められる。
ただ誰かがそうしてくれるのを待つのではなく、自分もそんな社会を創っていける第三者だと、おばあちゃんとのエピソードを聴いてはっとした。
わたしも誰かの『結び目』に。
あなたも誰かの『結び目』に。
当事者さんだって、どこかの当事者さんやご家族にとっての安心できる第三者になれる。
ご家族だって同じ。どこかの当事者さんやご家族にとっての安心できる第三者だ。
ひきこもり支援者でなくとも、地域で暮らす一人ひとりが安心できる第三者になれるんだ!
いつでも。
誰もが安心して立ち止まれる
いつでも。
誰もが安心して一歩前に進められる。
そんな社会をあなたと一緒に創りたい。。。
わたしの『こころ』は動いた。
「安心感」と「勇気」をもらって。皆さんの「想い」に触れて。
『こころ』は動き出す。
いつかあなたの<安心できる第三者>になれますように。
いつかあなたが<安心できる第三者>になれますように。
沢山の気付きと学びをありがとう!
皆さんとの出会いに。こころからの感謝。。。