落ち込む気分の対処法
⭐実際の方法
1、顔をあげる。
2、背筋を伸ばす。(姿勢をまっすぐに)
3、深呼吸を3回する。
4、自分がなりたい感情を思い出す。
・○○した時「楽しかった」、「嬉しかった」、「幸せだった」など、
その時のイメージを、今感じているようにアリアリと思い出す。
・そのイメージを持ったまま、胸に手を置きポンと叩く。
(この画像と感情を保存します、と言う)
⭐この技法の出どころは❓
これは、NLP(神経言語プログラミン)の中で、実際に使っている技法です。
ステートマネジメント(状態管理)といいます。
実際のセラピーでは、軽くトランス状態(変性意識ともいう)(寝起きや寝る前のまどろみの意識)になってもらい、この技法を使って、「快」の感情を保存してもらいます。
そして、自分が落ち込んでいる時、嫌なことがあったときなど、ネガティブな感情の時、自分で「胸をポン」としてもらって、保存した感情状態に戻ります。
しかし、普通の意識状態でもこの技法を使うことができます。
自分が意識して姿勢をまっすぐにして頭を上げ、深呼吸するだけで気分はかなり変わります。
そこへ、以前の「快」の場面を思い出すだけで、保存されます。繰り返しこれをすることで、記憶が強化されさらに思い出しやすくなります。
良い例として、
かの懐かしいラグビーの五郎丸選手は、キックの前に忍者のようなポーズをして、新聞やテレビに取り上げられましたね。
彼は、あの時何をしていたかというと、自分に集中して体と心を成功イメージの状態に戻していたのです。蹴る角度や足の位置などを思い出していたのではなく、体で覚えたイメージ、成功した時の感情、フィーリングをイメージしていたのです。
有名な一郎選手は、バッターボックスに入ってルティーンワークをしますよね。投手を見ながら、少し腰をそって腕を上げ、バッドを少し振りながら袖を少しつまみ上げ、バッターのポーズをとる。そして、バッドを振ってヒットを連発しました。
他には、身近では、子供の頃自転車を乗る練習をしましたか❓
その時、手の角度はこうで、体は前傾で、足は…などと理論では覚えていないと思います。
その時、「身体で覚える」という言葉をよく聞きませんでしたか❓それは、自転車に乗って何度も転んで、失敗しながらトライして上手く乗れるようになりませんでしたか❓
それと同じです。身体で覚える、とはイメージで覚えることを指しています。
そして、人間は何度も繰り返すと体も心も覚えていきます。人間とはそういう生物なのです。
私は、気分がすぐれない時、いつもこの技法を使います。
いつも「幸せ」で居たいからです。
誰にでも備わっている「無意識(潜在意識ともいう)」が私たちを守っています。
これらは、無意識のなせる技、得意な仕事なのです。
いつも幸せなあなたでいてください。