相撲ライター西尾克洋の投げやりキッチン第23回:回鍋肉
ふるさと納税で頼んだ食材や調味料、余っちゃうときありますよね。
あーこれいいなと思って喜び勇んで頼むんですよ。頼む時っていうのは良い部分が先に立つので、食いついちゃう。
ここで問題になるのが、賞味期限と量。
賞味期限が結構長いからという理由でああこれ使いきれるだろうって思って頼んでみたら、案外多かったみたいな。
これに関しては、もう貰ってみないと分からんわけです。
まぁ私みたいに10品以上ちょこちょこ頼むとどうしてもこういうのって出てくるんですよ。全部が全部いい塩梅で使えるってことはそもそもあり得なくて。
だから、仕方ないんすよ。
そうなってきたら、出来ることはただ一つ。
使い切る方法を考えることです。
でね。
我が家でこのパターンに入った食材が、鹿児島県阿久根市から頼んだ「豚味噌」なんです。
これは、鶴翔高校っていう地元の高校で作っている名産品なんです。非常に美味しいのは間違いなくて、ご飯と非常によく合う。
15缶位サラッと行けるかと思いきや、これがですね。
我が家はそんなに飯食わないんですよ。
これは予想外でした。
そこで考えました。
なんとか豚味噌を料理の中で使いたい。
そこで辿り着いたのが、回鍋肉でした。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
材料:量はレシピサイト参照
・キャベツ
・人参
・たまねぎ
・豚肉
・豚味噌
・料理酒
・みりん
・水
・オイスターソース
作り方:
①キャベツ、人参、たまねぎ、豚肉を切ります
※この日は人参と玉ねぎが無かったので、代わりに韮を入れています
②豚肉を先に炒め
火が通ったところで野菜類を入れます
③豚味噌、みりん、料理酒、水、オイスターソースを合わせ、②に投入します
完成!
鶴翔高校の豚味噌は鹿児島のものなので、甘いんですよ。ですからこの味付けのホイコーローだと甘さが先に来ます。
ですから、普通の回鍋肉を想定するとあれ?ちょっと甘いかな?になるんですけど、これはこれで美味いんです。
たぶんこれは、この豚味噌の美味さなんでしょうね。飯に乗せたら当然美味しいんですけど、のばして調味料の一つとして使っても新しい美味さを出せるものでもあるんですね。
しょっぱい回鍋肉が好きな方からすると違和感があるかもしれないんですけど、慣れるとこれも美味いです。
ちょっと多く買ってしまった食材、調味料も、少しの工夫で案外美味しく食べられることもあるっていうことを豚味噌を通じて学んだという話でした。
次回:
豚味噌を使った新しい料理を考案したら