ハーフマラソン大会に参加して
きっかけ
20年ぶりに走ることが身近になった。
去年の11月くらいから
体のこと
食べるもの
触れるもの
寝ること
暮らしについて
ほんとに少しずつ見直してきた。
今年1月に
ハーフマラソンのエントリーをした。
走ることを暮らしや生きる中に取り入れたくて。
基本的に面倒くさがりで
コツコツは苦手な人という自分の個性も
しっかり把握しているので、
やはりそんなにすぐに習慣にならないのは
想定済み。
そうだよねって
続かない自分を責めないで
少しずつ走ることをはじめていった。
走りはじめての変化
ハーフマラソン大会の1ヶ月前くらいから
走ることが面倒くさいと思わなくなり
5分でも10分でもいいから走りたい。
という感覚になった。
走ることで体の変化や暮らし方、時間の使い方の変化があったから。
便秘が改善したり
食が変わったり
朝の時間、仕事ではなく自分の体や気持ちに触れることを優先するようになった
でも大会直前まで
ハーフマラソンの20キロを走る練習はしなかった。
だから、当日も体力的には走れても何時間も走ることに、どうせ私は飽きる、、と思いながら
でも気持ちは前向きに参加した。
会場で感じたこと
前日の受付手続きから
マラソン大会の本質、本意みたいなものを感じた。
そこにあったのは、
地元の食のキッチンカーが並んでいて、各地、各国のランナーたちが翌日の出場に胸を弾ませる空間。明日頑張ってくださいね!ってお店の方から声が飛び交う時間。
走ること、マラソンをきっかけにして
地元、地域を知ってもらう大事なまちをあげたイベントなんだ!と思った。
いよいよ当日
当日、私はひとりで初参加のため、ワタワタドキドキしながらもマイペースに会場へ向かう。
会社単位やお友達、家族、夫婦など多様な関係性、コミュニティの人たちが、
走ること をきっかけに一気に集まり熱が高まる。
リピーターの人、はじめての人、見るからに玄人のような風貌やユニホームの人、マラソン選手に会いたくてソワソワしてる人、準備運動がものすごく念入りな人、瞑想のように微動だにしない人。
自分のスタート地点に早めについて
スタンバイしながら自ずと人間観察みたいな時間がはじまりたのしかった。
ついにスタート。今回は、
しっかり給水してしっかり休憩して
制限時間内に完走すること、自然を感じて楽しむことをテーマに。
いつも車で走る道を
自分の脚で駆け抜ける。
こんなに自然あったっけ?
こんなにきれいな景色だったっけ?
地元なのにウソみたいに見るものすべてが新鮮に見えた。
側道からエールを送ってくれる地域の方やサポーターの方が途切れなく、絶え間なく、
がんばれー!
いけるよー!
もう2キロも走ったからあとたったの19キロよー!
みないな感じでスーパーポジティブな声援📣の多さに驚いた。走りながらワクワク楽しくなった。
限界の自分リセット
8キロくらいから
あと何キロというより、あと何分走るのかなぁ
みたいな気持ちが頭をぐるぐる。
脚も疲れてきたのでトイレ休憩して気持ちも体もリセットしてみた。
テーマを思い出した。
自然を感じて楽しむこと
快晴の空を一度しっかり見上げて
空気をたくさん吸い込みながら
また走り出してみた。何キロとか時間とかあまり気にしすぎず
ペースランナーの方との距離感を確認しながら。
体は熱いし疲れてるけど、
なんだかどこまでもいける気がした笑
負けないで
残り3キロ。
気持ちは元気だけど脚が元気じゃない。体力がなくなってきてるのも感じた。
周りも歩いている人が増えて
私も歩いたり走ったり繰り返しながら
ゆっくりゆっくり進む。
最後の給水所で
たくさんの声援をいただき
脚を揉みながらストレッチしていたら
お掃除のおじちゃんが
大丈夫かい?あと少しだから^^
と声をかけてくれて、
あたたかい微笑みをくれた。
また走り出したら
声援の中に必死に歌でエールを届けてくれている人がいた。
ZARD の 負けないで
を熱唱しながらランナーを励まして歌っていた。
なんだか急に泣きそうな感覚が押し寄せてきた、
同時に内側から最後の力、エネルギーが上がってくる感覚も得た。
うるってしながら
はぁはぁしながら
なんでか笑顔で走り出した。
歌のチカラ、音楽のチカラ、言葉のチカラ、想いのチカラを感じた一瞬。
このときの感覚は忘れられない。
無事完走したら
地元特産のいちご🍓がもらえて
走り切ったランナーたちが
笑顔でいちごをパクパクしてる光景が
なんとも言えない幸せな空気感だった。
マラソン大会とは
ハーフマラソン参加をきっかけに
走ることをきっかけに
自分を信じること
限界との向き合い方
誰かや何かがきっかけで自分でも知らないチカラが出てくることを感じられた。
人、まち、地域、特産、繋がり、自然、ご縁
そしてランナーや応援する人ひとりひとりの想いやきっかけがマラソン大会の本質に詰まっていた。
だからたくさんの人たちが
毎年それぞれの想いで地域をあげて
盛り上がるんだと納得した。
お祭りやマラソン大会は
当たり前の大切さや
お互いと自分を知るための時間。
ほんとうに体感できてよかったです。
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