「アウトプット大全」を再読して取り入れたい4つの「書くこと」ノウハウ
こんにちは、makoto です。
樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」を再読しました。
奥付を見ると2018年の初版となっている。大ヒットした本です。
現在沢山出版されている「◯◯大全」のはしりの本というイメージがあります。
今日でnoteをはじめて56日目。アウトプットとしての「書き方」について新しい気づきはないかな?と本棚から引っ張り出し再読してみました。
今回この「アウトプット大全」を再読してみて取り入れたいと思ったノウハウを4つご紹介します。
「学びを結果に変えるアウトプット大全」の構成
アウトプット大全は5つのCHAPTER(章)からなっています。
それぞれの章は、人生を変えるためには圧倒的に「アウトプット」に目を向けることが大事だということで、アウトプットにまつわる様々なアイデア、気付き、ノウハウを具体例を出して解説しています。
CHAPTER1 アウトプットの基本法則
インプットとアウトプットの関係、そもそもアウトプットってなんやねん?インプット(読む・聞く)ばかりしていても、情報や知識は増えるが、アウトプット(話す・書く・行動する)がないと、実際には(著者は「現実世界」と表現しています)何も変わらないよ、ということが書いています。
CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方 TALK
アウトプットの1つ目として話すことについて30のトピックに分けて具体的な例をあげて掘り下げて解説しています。
例えば書籍を読んだら、感想や感銘をうけた箇所を人に話すと良いとはよく言われることですが、この章では、そもそも人と話すための心得やマナーなどから気づきを与えてくれます。
CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方
アウトプットの2つ目、書くことについてです。この記事のメインテーマです。書くことについての29のトピックで解説しています。後ほど僕が取り入れたいと思ったポイントを4つご紹介します。
CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力
アウトプットの締めは行動に移すことです。書くことも行動のような気もしますが、著者はさらに気づきから「TO DO」に落とし込んで、具体的にアクションを起こすことで成長へとつながるとしています。
21のトピックで具体的なノウハウを解説しています。
CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法
これまで具体的に3つの章で様々なアウトプット方法についてアイデアやノウハウが紹介されてきましたが、さらにどうやったらそうしたアウトプットを行う習慣が身につき、自身のスキルとして定着するのか、その具体的方法を7つ紹介しています。
書くことについて、取り入れたい4つのノウハウ
noteを続けるにあたって「書くこと」について何か新しいアイデアはないかなとこの本のことを思い出し、再読してみました。
ここでは、「CHAPTER3 書き方」の29のトピックから今後取り入れてみようと思った4つのノウハウを紹介します。
1.「32 手で書く」
1つ目は手で書くことです。
スマホやPCが身近なツールになった現在では、意識をしないとなかなか手書きをするという行為が減っています。
特に仕事上の業務は、求められる最終成果物や他人とのコミュニケーションはほぼ全てデジタルで処理をされるため、ほぼ100%といってもいいくらい手書きをする必然性はありません。
ほんの30年前は、顧客へ提出する報告書も手書きレターだったことは驚きです。そういえば、卒論もワープロより手書きの方が多かったのではなかったか。
コロナ前、皆で会議室に集まってワイガヤ・ブレストをしていた頃は、ホワイトボードやポストイットに手書きでアイデア出しをする、ということはかろうじてありましたが、そうしたアイデア出しも今やZoomでJamboardにキーボードで入力してということになっています。
そんな状況なので、手書きは個人としてのアウトプットで活用することが中心になるのですが、何かのインプットに対して感想をメモすることからPCやスマホへのタイピングではなく手書きを推奨しています。
入力速度はタイピングの方が圧倒的に速いのですが、手書きの絶妙なスピード感と、手書きの時にのみ脳の言語処理に関わるブローカ野が活性化され、そのことによって記憶として定着するという研究結果もあるそうです。
そういえば、先週からはじめたモーニングページでも手書きでを勧められていますね。
2.「34 書き出す 1」
映画を観て感動したり、気づきの多い読書をしたり、どんなに素晴らしいインプットをしたとしても、人間は時間とともに忘れてしまうそうです。
映画も鑑賞後3時間も経つと細かいセリフなどは覚えていないことがほとんど。
最近、以前に観たことがあるはずの映画でも、いつも初めて観るみたいな感じで「これ、最後はどうなるんだっけ?」てなることが多いのは、道理で当たり前だったのか! <==いや、それは全然別の話やで
なので、そうした体験を直後にアウトプット「書き出す」ことで記録に残していこうというアイデアです。
著者は映画を観た後も、A4ノート見開き2ページを使って、その瞬間の感動と脳内の状況を写真を撮るように書き出すということです。
読書した際には、気になったところには小さい付箋を貼るようにしていますが、さらにそこからノートに書き出すということをしてみようと思いました。
3.「41 気づきをメモする」
2のインプット直後に感想を書き出すということと同じなのですが、何かアイデアを思いついたら、その瞬間に「書き出す」ことをしないとやはり人間の脳というのは忘れてしまうということです。
アイデアを逃したくなければ、勝負は30秒 だそうです!怖っ!
人は何かに気づいた時「アハ!体験」といって、脳の神経回路がつなぎ変わるといわれています。英語で「a-ha」あっそうか!という意味だそうです。Take on MeというPVが格好よかった北欧の3人組を思い出しました。
この神経回路がつなぎ変わって、新しい経路が出来ることで脳は成長しているのですが、これもすぐに使わないと30秒で元に戻ってしまうのです。
なので、「あ!これはいいこと思いついた」とその瞬間に、遅くても1分以内にメモを取ることが必須だそうです。
今も、何かnoteのネタになりそうなことを思いついたら、 スマホのFast Notion経由でNotionのアイデア・ページに貯めていき、毎日夕方にUlyssessに整理していっています。
この行動は引き続き習慣にしていこう。
4.「45 カードに書く」
何かをしっかり書こうとかいう時のアイデア出しの方法として、カードに書くという手法を教えてくれました。
カードは何でもよくて、著者がオススメしてくれているのは100円ショップで売っている情報カードです。
サイズはいくつかあるそうですが、125mm x 75mmのサイズをオススメされていました。
今日の昼、近所のダイソーに行って早速買ってきましたよ。100枚入っていて100円です。
カードによるアイデア出しの方法としては以下のように行います。
とにかく書き出す
1枚1トピックで30枚くらい書き出します連鎖させる
次に1で書いたカードを1枚取り出して連想することをさらに書き出していきます100枚書く
1-2を続けて深堀りしていき、100枚くらいは書き出すと例えば1冊の本を執筆するにも十分な素材になっているそうです
チームでアイデア出しをする際にポストイットで書き出し「発散」させるというやつを1人でやってみようという事ですね。
確かに1人の時は、頭の中だけで完結してしまっていて、なかなか書き出してみるということはしていませんでした。
企画書などを書く際には、アウトライナー的に項目を箇条書きすることはよくやりますが、手書きでもっと突き詰めてアイデア出しをする、という作業はしていませんでした。取り入れてみようと思います。
まとめ
以上、僕が noteをはじめてこれからもアウトプットの1つとして執筆をしていくための「書くこと」について、樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」を再読して、是非取り入れてみようと思った4つのノウハウ・アイデアを紹介しました。
何かの参考になれば幸いです。
また、本書では「書くこと」だけでも、他にも25ケもトピックが掲載されていますので、皆さんそれぞれにピンとくるノウハウ・アイデアは他にも沢山あるかもしれません。
まだ未読の方は機会があれば読んでみて下さい。
それでは!